中国、フィリピンとカンボジアにワクチン寄贈=西側メディア「米国の動きのろさが中国の影響力拡大助ける」

Record China    2021年1月18日(月) 6時30分

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多維新聞は17日、「中国がフィリピンとカンボジアに新型コロナウイルスワクチンを寄贈、『米国の動きののろさが中国の影響力拡大を助ける』と西側メディア」と題した記事を掲載した。写真はマニラ。

米国の中国語ニューサイトの多維新聞は17日、「中国がフィリピンとカンボジアに新型コロナウイルスワクチンを寄贈、『米国の動きののろさが中国の影響力拡大を助ける』と西側メディア」と題した記事を掲載した。

記事によると、中国の王毅(ワン・イー)外相は16日、訪問先のフィリピンでロクシン外相と会談し、新型コロナウイルスの中国製ワクチン50万回分を提供する意向を伝えた。

またカンボジアのフン・セン首相も同日、フェイスブックの音声メッセージで、中国がカンボジアに新型コロナワクチン100万回分を寄贈することを明らかにし、「この致命的なウイルスに人々が感染するのを防ぐため、私たちも、中国の指導者と数百万人がすでに使用しているワクチンを使用しなければならない。私たちはもう待つことができない」と述べた。

アジア太平洋の外交・安全保障問題専門のオンライン英字メディア、ディプロマットは12日付で、11日から始まった王外相のミャンマー、インドネシア、ブルネイ、フィリピンの東南アジア4カ国歴訪について、「バイデン米次期政権は、西側の同盟国やパートナーとの関係強化に焦点を当てる可能性が高い。米中の緊張が激化する中、中国にとって近接している東南アジアは重要な地域だ。中国はより寛容なパートナーとしての地位を確立するために行動している。米国の動きののろさが、中国のこの地域での影響力拡大を助けている」と論じている。(翻訳・編集/柳川)

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