Record China 2014年4月20日(日) 7時51分
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18日、中国では水質汚染が深刻で、毎年1700件以上の事故が発生している。写真は廃水でピンク色に染まる黄河。
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2014年4月18日、中国では水質汚染が深刻な問題として国民の生活を脅かしている。監察部の統計では、ここ10年中国の水質汚染に関する事故が頻発しており、この数年では毎年1700件以上の事故が発生していることが明らかとなった。経済参考報が伝えた。
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この何カ月かの間で、メディアが報じた中国の水道の異臭事件はすでに10件以上に達している。最近では、甘粛省蘭州市の水道水から基準値の20倍を超える発がん性物質ベンゼンが検出された問題もあり、水の安全がますます疑問視されている。今年3月中旬に中国環境保護部が発表したデータによると、中国では2億5000万人の住民が重点汚染排出企業や幹線道路の近くに住んでおり、2億8000万人が安全でない飲用水を利用している状態だ。
現在、中国の給水施設では何年も前の塩素処理技術が使われており、水に含まれる有害物を完全に取り除くことができない。また、多くの場所で老朽化した水道管の交換が追いついておらず、水道水の二次汚染という深刻な問題を引き起こしている。ほかにも、排水基準値を満たしていない汚水が処理を経ずに排出されており、水源の汚染が進んでいる。
この現状に対し、多くの専門家は管理体制の甘さが水処理企業の水質問題に対する軽視を生んでいると指摘する。飲用水の安全を保証するためには、水質や給水設備に対する高い基準での管理が必要だとし、さらにその責任者に対する監視も必要不可欠であると訴えている。(翻訳・編集/藤)
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