2021年1月10日、香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は、「China’s big military ship building spree to guard its aircraft carriers(中国、空母を守るための大型戦艦建造騒ぎ)」と題して、米国議会調査局が公表した中国海軍に関する報告書の内容を紹介する記事を掲載した。
記事は、米国議会調査局が昨年12月に公表した報告書「China Naval Modernisation: Implication for US Navy Capabilities(中国海軍の近代:米海軍の能力への影響)」の中で、「中国が今後10年間に65隻の軍艦を新たに建造する」「空母、潜水艦、駆逐艦を含めた船舶の総数を最大425隻まで拡張する」と見積もっていると紹介。中国は「遼寧」「山東」に次ぐ3隻目の空母が完成間近といわれ、4隻目の空母も建造中だという。これらの空母を護衛するために、055型ステルス駆逐艦や江凱型フリゲートの改良版である054B型護衛艦をそれぞれ20隻以上建造する計画のほか、現在配備中のロシア製KA-28ヘリコプターを全て中国製のZ-20に置き換えるとしている。
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