人民網日本語版 2021年1月22日(金) 23時20分
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春節のためにと買いだめをする人が多く、袋入りのタニシ麺の注文が急増して、供給が需要に追いつかなくなり、メーカーはフル稼働で生産に当たっている。
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最近、中国国内で感染症の散発症例や局地的なクラスターが発生している。春節(旧正月、今年は2月12日)のためにと買いだめをする人が多く、袋入りのタニシ麺の注文が急増して、供給が需要に追いつかなくなり、メーカーはフル稼働で生産に当たっている。中国新聞網が伝えた。
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広西滬桂食品集団有限公司(広西チワン族自治区柳州市)の楊直副社長は、「1月に入ってから、袋入りタニシ麺の注文が爆発的に増加したとはっきり感じ、普段の2倍くらいだ。去年の新型コロナウイルス感染症の発生を経て、今年は感染症が大規模に拡大はしていないものの、春節のために買いだめをしておこうと考える人はやはり多い。今はオンラインショップで販売する袋入りタニシ麺はどれも入荷待ちの状態で、15日以上くらい待たなければ商品は手に入らない」と説明した。
感染症の中、袋入りタニシ麺の人気ぶりは特例ではない。柳州市好歓螺食品有限公司の顔晶晶(イエン・ジンジン)マーケットディレクターは、「うちのオンライン販売データは1月に入ると上昇を続け、どのプラットフォームでも上昇傾向にある」と述べた。
昨年、感染症が発生してから、タニシ麺は一時売り切れ状態になった。ネットユーザーたちから出荷を催促する声が上がり、このことが新浪微博(ウェイボー)の人気検索ワードになったこともある。今、タニシ麺メーカーは春節に備え、前もって原材料をストックし、生産を拡大して対応している。
タニシ麺の注文が大幅に増加して、滬桂食品はフル稼働で生産を進めている。楊氏は、「今年、当社は生産ライン6本を増設し、タニシ麺の1日あたり生産量を30万袋から50万袋に引き上げた。ここ1カ月間、従業員はみんな残業してタニシ麺を生産し、毎日夜9時過ぎにならないと家に帰れない状況だ」と話した。
タニシ麺は昔から柳州市の街角でよく食べられている郷土料理。2014年に袋入りが登場すると、インターネットの力を借りて中国内外でファンを増やしてきた。20年12月17日現在、1日あたり生産量は最大で325万袋に達し、20数カ国・地域に輸出されている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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