中国でまた「悪徳商法」、ミカンを化学物質で着色して販売―台湾メディア

Record China    2021年1月25日(月) 20時20分

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台湾メディアの自由時報は24日、「強国市場で驚きの事態 『色染めのミカン』 『20キロも食べてしまった』 中国のネット民もあきれ果てる」と題する記事を発表した。

台湾メディアの自由時報は24日、「強国市場で驚きの事態 『色染めのミカン』 『20キロも食べてしまった』 中国のネット民もあきれ果てる」と題する記事を発表した。陝西省西安市のスーパーマーケットで売られていたミカン類の表面に、色が付けられたという。

問題のミカンは、ティッシュで軽く拭っただけで、ティッシュには赤い色がつく。かすかではあるが、化学物質の刺激臭もあるという。ネットでは「この前スーパーで砂糖橘(ミカンの品種の一つ)を買った。食べ終わったら手の指が赤くなっていた。どういうことだ。1回だけじゃない。なんてことだ。私が無事であればよいのだが」「私は40斤(=20キロ)も食べてしまったぞ」といった書き込みが寄せられたという。

事態を知った西安市当局が、市内の5カ所で計8種のミカンを買って調べたところ、うち2種は化学物質で染色されていた。

中国全体からはさらに多くの投稿が寄せられた。「昨日買ってきたミカンを今朝食べた。唇がミカンの皮に触れたら超苦かった。薬みたいだった」「わが家で買ったミカンは、かご一つ分が全部染められていた」などだ。

中国では、新鮮なミカンの皮を湯で煮出すなどすると、咳をしずめたり便秘を改善したり、いろいろな効能があるとして、皮まで利用する人も珍しくない。「なんてことだ。わが家はミカンの皮の煮汁を喜んで飲んでいる。まさかの油断だった」といった意見もある。

「悪徳商法」に怒りを示す人も多い。「中国の商売人はこのように、永遠に腹黒だ」「この上、何を信じればよいのだ。全部、偽物だ」といった声が寄せられた。「色染めのミカン」が出現しているのは西安だけではなさそうだ。多くの人が自分の家にあるミカンを試してみて「やられた」と嘆きの声を上げているという。(翻訳・編集/如月隼人

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