春節の高速鉄道に「都合により運休」相次ぐ=中国ネット「あり得ない」「呼び掛けが強制に」

Record China    2021年1月27日(水) 11時20分

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新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中で迎える春節(旧正月)連休を前に、一部の高速鉄道が「都合により」運休になっている。資料写真。

新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中で迎える春節(旧正月)連休を前に、一部の高速鉄道が「都合により」運休になっている。澎湃新聞など複数の中国メディアが26日付で伝えた。

報道によると、春節を控えて出稼ぎなどで都市部に来ている地方出身者の帰省意欲が高まる中、予約した高速鉄道の列車が「都合により運休になった」とのショートメッセージを受け取る人が相次いだ。

杭州市で出稼ぎをしている尚(シャン)さんは、昨年からの新型コロナの流行を受け、2年間帰省していない。尚さんは1月13日に、山東省に向かう2月6日のチケットを購入。念のため、翌7日のチケットも押さえた。ところが、1月26日に上記のメッセージを受け取り、決められた期間内にウェブサイトあるいは鉄道駅の窓口で払い戻し手続きを行うよう求められたという。

北京市で働く譚(タン)さんも同じく、2月8日の山東省行きの列車のチケットを購入したものの、同様のメッセージを受け取った。報道によると、このほかにも複数の列車について、チケット購入者に同様のメッセージが送られていた。

これについて、現地記者が中国国家鉄路集団に問い合わせたところ、担当者は「一部の高速鉄道の列車は客足が少ない(乗車率が低い)ため運休になった」と回答したという。

ただ、この回答に納得している人は少ないようで、ネットユーザーからは「おれはチケットすら買えなかったのに客が少ないだって?」「あり得ない」「こんな理由、小学生でも信じないぞ」「その場にとどまり動くな、ということ」「呼び掛けが強制になり、いくつもの妨害が設けられた」「運休にしたいと思えばすぐ運休。チケットを売っておいてこれ。責任感は?」など不満の声が噴出している。

また、「(運休したら)別の列車が爆発的に混み合うことになる」というコメントには、「それはない。君はきっと『都合により』乗れないから」という返信も寄せられている。

今年の春節の「民族大移動」は2019年比で4割減の17億人と予測されており、中国当局は規制自粛を呼び掛けていた。今回の措置も、新型コロナの感染拡大を懸念する当局の対応と見るユーザーが多いようだ。(翻訳・編集/北田

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