Record China 2021年1月28日(木) 8時20分
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27日、韓国・ソウル新聞は「日本が20年たっても忘れられない3文字、李秀賢」と題する記事を掲載した。写真は新大久保駅。
2021年1月27日、韓国・ソウル新聞は「日本が20年たっても忘れられない3文字、李秀賢」と題する記事を掲載した。
記事によると、2001年にJR新大久保駅で線路に落ちた日本人男性を救出しようとして犠牲となった李秀賢(イ・スヒョン)さんを追悼するための行事が26日に東京で行われた。今回は新型コロナウイルス感染拡大に配慮して規模が縮小されたという。
李さんの母・辛潤賛(シン・ユンチャン)さんはビデオレターを送り、「国境を超えた大きな人間愛を実現しようとした息子の夢、その夢をつなぐため今後も多くの方々のご声援をお願いしたい」と感謝の気持ちを伝えた。姜昌一(カン・チャンイル)駐日大使もビデオレターで「故人の犠牲は日韓友好協力関係に大きな影響を与えた」とし、「若い青年が20年前に私たちに投げかけたメッセージを忘れてしまっていなかったか、振り返るきっかけとなった」と話したという。
李さんは東京に留学していた2001年1月26日午後7時15分ごろ、アルバイトを終えて帰宅中にJR新大久保駅で酒に酔って線路に転落した日本人男性を助けようと線路に飛び降りた。しかし救出が間に合わず、李さんと共に線路に降りた日本人男性も含め3人が電車にひかれて死亡した。当時この事件は日本社会で大きな反響を呼び、韓国への好感度が上昇するきっかになったと記事は伝えている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「ありがたい」「日本人が故人を忘れずにいることは称賛すべき」「こうして義人と英雄を称える日本の文化は見習うべきだ。韓国はいつも、すぐに忘れてしまう」「日本人のこういうところは素晴らしい。しかも外国人に対してだ。韓国だったら一瞬話題に上るだけで終わるだろう」「日本人の多くは良心を持っていて優しい。一部の人が韓国を嫌うから日韓関係が悪くなっているだけ」「本当に忘れないとはこういうこと。政治的に利用せず、ただ追悼するだけ」など称賛の声が上がっている。
一方で「この事件のことは忘れないのに、過去の植民地支配の歴史は消そうとするのか?」と指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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