<韓国船沈没>高速運航、旋回操作、船体改造が事故の3大原因―韓国メディア

Record China    2014年4月23日(水) 12時13分

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23日、人民日報(電子版)によると、韓国・聨合ニュースは、韓国の珍島沖で旅客船「セウォル号」が沈没した原因を分析する記事を掲載した。写真は事故に関する中国の報道。

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2014年4月23日、人民日報(電子版)によると、韓国・聨合ニュースは、韓国の珍島沖で旅客船「セウォル号」が沈没した原因を分析する記事を掲載した。

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記事では、一つ目の原因として、セウォル号が出航の遅れを取り戻すべく、高速で運航していたことを挙げた。事故当日の午前7時28分から8時までの間、セウォル号の速度は21ノット(時速39キロ)だった。方向を変えた際の速度も19ノット(同35キロ)出ていた。

旋回の操作にも問題があった。操舵(そうだ)手は「私が失敗したのは、いつもより随分速くかじが回ったことだ」と語った。海洋水産省による船舶自動識別装置の記録の詳細な解析の結果、船は事故直前に右に45度旋回していたことが分かった。運航会社が今月1日に提出したセウォル号の修理申請書には、「操舵装置に異常がある」と記されていた。修理が行われたのか、また修理結果がどうだったのかは明らかになっていない。

船体に対する過度の改造も事故の原因の一つとみられる。1994年の新造時は5997トンだったが、最終的には6825トンにまで増えていた。定員も804人から921人に増やされていた。また、987トンの貨物積載制限の4倍近い3608トンを積載していた。過積載されていた積荷の固定も不十分だった可能性が高く、急旋回した際に一方に片寄り、船体が傾き浸水を招いたとみられている。(翻訳・編集/NY)

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