中国の自動車関連メディアの汽車之家は1日、「2020年通年の自動車販売台数で前年比増となったのは世界の上位10カ国で韓国だけだった」と報じている。

記事は、「新型コロナウイルス感染症による需要減少で、20年の世界の自動車産業は大きな危機を迎えた」と指摘。「中国、米国、ドイツ、日本、イタリア、インド、英国、ロシア、スペインなどの主要市場では、20年通年の自動車販売台数が、程度は異なるものの軒並み前年割れとなる中、前年比で販売台数を伸ばすことができたのは、世界の自動車販売上位10カ国で韓国だけだった」と伝えた。

記事によると、20年の自動車販売台数は、中国が前年比1．9％減の2531万1000台。他の国と比べて回復基調は明確で、下半期以降は前年比増となった。日本は11．5％減の459万9000台で、11年以降で最低水準となった。インドは23％減の294万台。韓国は5．8％増の189万台だった。米国は14％減の1460万台で、12年以降で最低水準。ドイツ、フランス、英国、イタリア、スペインはいずれも前年割れし、英国は約30％減の大幅減となった。

記事は一方で、現代自動車、起亜自動車、韓国GM、ルノーサムスン自動車、双竜自動車の韓国完成車メーカー5社の国内販売台数は前年比4．8％増だったものの、海外も含めると約12％減となったことも伝えている。（翻訳・編集/柳川）