中国広東省仏山市で1月30日、子連れの男が小猫を殺害していたことが分かり、警察が捜査に乗り出した。頭条新聞が2月2日付で伝えた。

同市の順徳区で商店を営む蔡（ツァイ）さんは、自身が飼っていた小猫が店先で不審な死に方をしているのを発見。防犯カメラの映像を調べた結果、電動バイクで蔡さんの店の前まで来たスキンヘッドの男が、小猫としばらくたわむれた後、突然ブロック片を手に取り、小猫を殴打する様子が映っていた。小猫は体をはね上げて地面を這い、もがいた後、ピクリとも動かなくなった。映像では、制服を着た子どもが一緒にいることが分かる。

また、現場付近のカメラには、20年10月3日にも同一人物らしき2人が猫を殺害しているとみられる映像が映っていた。この時は、スキンヘッドの男が電動バイクの陰で何かをするのを目にした子どもが、あまりの残酷さに驚いたのか耳をふさいで声を上げる様子も映っていた。

中国のネットユーザーからは「なんてことを」「人間のすることか」「ブロックをこの男の頭に振り下ろしてやりたい」「こういう人は地獄に落ちてほしい」「『動物保護法』を早く整備すべきだ！こんなことをして子どもの教育にも良くない。親としても人間としても失格だ」「保護者の行動は子どもの人格形成に影響する」「子どももかわいそう」「子どもの目の前で動物を虐待するなんてどうかしてるだろう。社会の危険人物だ」といった非難の声が殺到している。

現在、蔡さんの通報を受けた警察が当事者の男を探し出し、事情を聞いているという。（翻訳・編集/北田）