Record China 2021年2月6日(土) 18時20分
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華字メディア・日本新華僑報網は1日、日本のJK制服が中国市場でひそかに人気になっているとする記事を掲載した。資料写真。
華字メディア・日本新華僑報網は1日、日本の女子高生(JK)制服が中国市場でひそかに人気になっているとする記事を掲載した。
記事は、「某メディアが2020年に中国でヒットした10大商品をまとめたが、意外なことにその中に『JK制服』が入っていた」と紹介。「JK」とは「女子高生」のローマ字の頭文字であり、日本の女子高校生が普段着ている日本的な性質を帯びた制服のことだと説明した。
その上で、「JK制服」は現在、中国のネットユーザーの間で広く認知されているとし、アリババグループが運営する大手オンラインショッピングモール「タオバオ(淘宝網)」では、20年下半期の「JK制服」の販売量が前年同期比で2倍以上に伸びたことを説明。「実際に日本風の制服はここ数年、中国の若者の間でますます人気が高まっている」と伝えた。
中国の一般的な制服といえば男女共通の運動服、いわゆる「ジャージ」であり、購入した日本風の制服を日常的に着用しているわけではない。記事は、中国の若者がこうした「JK制服」を購入する理由として、日本の一部メディアでは「日本文化へのあこがれ」があるのではと分析されていることを紹介した。
そして、「日本のアニメを見て育った若者、特に1990年代以降に生まれた人たちは『JK制服』が身近な存在であり、これを着て卒業記念の写真を撮影することもある」と説明。日本の女子中高生が制服を着て東京ディズニーランドなどを訪れた写真をSNSに投稿しているが、これに影響を受ける形で、中国でも「JK制服」を着た若者が上海ディズニーランドを訪れて写真を撮り、SNSにアップするという現象が起きているという。
記事はまた、新型コロナウイルスの流行も、中国で「JK制服」が人気になったことと大きく関係しているとの見方を示した。現在は国と国との間の人の流れが制限されているが、コロナ禍の前までは日本は中国の若者に人気の旅行先だったことを挙げ、「日本に旅行に行けない若者らが、日本風の商品を購入し、日本っぽい体験を求めている」と説明。最近、中国各地に登場して話題になった「日本街」では、「JK制服」を着て写真を撮る女性の姿をよく見かけるとしている。(翻訳・編集/北田)
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