Record China 2021年2月4日(木) 19時20分
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中国の人気男性ミュージシャン、チャオ・インジュンが3日、がんのため入院先の北京市内の病院で死亡。病気を公表していなかったことから、突然の訃報が人々を驚かせている。
中国の人気男性ミュージシャン、チャオ・インジュン(趙英俊)が3日、がんのため入院先の北京市内の病院で死亡。病気を公表していなかったことから、突然の訃報が人々を驚かせている。
3日、チャオ・インジュンの家族が公表したところによると、同日午後2時33分(中国時間)に北京市内の病院で死亡した。親交の深い脚本家で俳優のルー・ジョンユー(盧正雨)によると、2019年春に本人からがんであることを知らされ、本人の家族や一部の友人のみが知るところだった。なお、死後に肝臓がんだったことも明らかになっている。
43歳のチャオ・インジュンは2004年、オーディション番組「我型我秀」をきっかけにデビュー。2012年に大ヒットした「ロスト・イン・タイランド」の挿入歌をはじめ、人気シリーズ第一作「僕はチャイナタウンの名探偵」の主題歌「唐人街」、「西遊記 女人国の戦い」の主題歌「女児国」など数々の映画音楽でも知られる。TFBOYSのワン・ユエン(王源)をはじめ人気歌手に楽曲も多数提供しており、昨年12月公開の映画「送你一[几/木]小紅花」の同名主題歌が最後の一作となった。
死亡した3日夜、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)でチャオ・インジュンの最後のメッセージが公開された。「皆さんがこれを読んでいるということは、僕はもうこの世界にいない」との言葉から始まるメッセージには、2年間の闘病を経て「敵は強すぎた」とがんについて語っているほか、短くも充実した人生であったこと、両親を残して去ること以外は満足していることなどが、素直な文章で書かれている。
さらに、やり残したことについて「結婚していないこと」「映画監督になれなかったこと」「『ONE PIECE』のラストを読めなかったこと」などを挙げている。あまりにも突然の訃報が人々を驚かせており、心に響く最後のメッセージにも数多くのコメントが集まっている。(Mathilda)
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