中国海軍、原子力空母を「経済的要因」により建造中断か―中国メディア

Record China    2021年2月5日(金) 6時20分

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3日、中国メディアの新浪軍事は、米国議会調査局が中国海軍に関する報告書の内容を、1月27日に更新したことを伝えた。

2021年2月3日、中国メディアの新浪軍事は、米国議会調査局が昨年12月に公表した報告書「China Naval Modernisation: Implication for US Navy Capabilities(中国海軍の現代化:米海軍の能力への影響)」を、1月27日に更新したことを伝えた。

記事によると、同報告書は米国上院議員向けに配布され、建造中の「003」型空母や「076」型強襲揚陸艦、弾道ミサイル「DF‐26(東風‐26)」の画像や、2005年から2020年までの中国海軍の保有艦船数の統計などが添付され、直観的に中国海軍の発展状況がわかる内容になっているという。

同報告書では「中国海軍の現代化の目的」として、「中国の『A2/AD』(接近阻止/領域拒否)戦略の一部である台湾をめぐる米国との軍事衝突の潜在的可能性に対応するため」「米国に代わり西太平洋地域で影響力を持つため」「中東からインド洋、南シナ海を通る石油供給ラインの防衛」などの理由を挙げている。更新後の具体的な変更点は、中国初の国産空母である「山東」の艦船番号を「001A」から「002」に修正したほか、最新の電磁式カタパルトを搭載予定だった建造中の空母「004」型が「経済的要因により建造を中断した」とされている。

記事は最後に「現代化に成功した中国海軍にもまだ限界や弱点はある」として、対潜水艦の作戦能力やリモートでの情報収集能力などが不足している点に触れ、「(中国海軍は)これらの欠点を克服する努力をしているところだ」と述べた。(翻訳・編集/原邦之

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