Record China 2021年2月9日(火) 20時0分
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中国山東省青島市のホテルで男性客がチェックアウトした後の部屋が「ごみ屋敷」と化していたとして、その映像が話題を読んでいる。
中国山東省青島市のホテルで男性客がチェックアウトした後の部屋が驚くほどの「汚部屋」と化していたとして、同ホテルがその様子を撮影してネット上にアップした。8日付で中国メディアの半島都市報などが伝えた。
「こんなお客様に出くわしたら、どうすればいいのか…」。そんな嘆きとともに、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に動画をアップしたのは、同ホテルの支配人・邵(シャオ)さんだ。動画には、テーブルの上から床に至るまで、そこかしこにたばこの箱やビニール袋、飲料の瓶などのごみが散乱している様子が映っている。さらに、ベッドの上には出前で頼んだと見られる汁が残った料理の食べ残しまで放置されていた。
同ホテルは青島流亭国際空港の近くに位置している。宿泊したのは21歳の男性で、1月12日にチェックインし、5日後にチェックアウトした。ホテルスタッフによると、男性はとても穏やかで、身なりもごく普通だった。ただ、男性が滞在中に清掃スタッフが何度か部屋に入ろうとしたが、いずれも断られたという。「ホテルの規定では、お客様の許可がなければ勝手に部屋に入ることはできません」とスタッフは語った。
そして、同17日に男性がチェックアウトした後、スタッフは上記の「仰天の光景」を目の当たりにした。邵さんは、「フロントスタッフから送られてきた(部屋の)映像を見て、とてもショックでした。15年間ホテルをやっていて、こんなお客様に出会ったのは初めてです」と話した。邵さんによると、部屋の清掃には半日ほどかかり、シーツや布団カバーなどは全て捨てたという。その後、スタッフが男性に電話を掛けたものの、ホテルの人間だと名乗るとすぐに切られ、それ以降は何度掛けてもつながらなくなったそうだ。
中国のネットユーザーからは、部屋のあまりの汚さに「これはひどい」「吐きそうだ」「豚小屋みたい」「宿泊していた人は、こんな中で寝ていたというのか?」など驚きの声のほか、「警察に通報して連れ戻してもらい、自分で掃除させるべき」「個人情報を公開すればいい。こういう人間は法では裁けないから道徳で裁くしかない」「こういう公徳心のない客に対しては、ホテルやマンションが連携してブラックリストを作成し、宿泊や入居ができないようにすべきだ」など、厳しい対応を提案する声が多数寄せられた。
また、中国のホテルではチェックインの際に客からデポジット(保証金)をもらい、チェックアウト時に部屋の状態を確認した上で返金するのが一般的なため、「なぜ部屋の確認をしなかったのか」と指摘する声も相次いだ。同ホテルによると、最近は多くの客がネット上で部屋を予約し、デポジットもチェックアウト時の確認も不要というプランが増えているといい、男性もこれを利用していたという。邵さんは「正直、ほとんどのお客様は素養が高いので、このようなことはめったにありません」と語っている。(翻訳・編集/北田)
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