Record China 2021年2月10日(水) 20時30分
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澎湃新聞は9日、「新型コロナウイルスの起源が完全に確認されない中、タイ、シンガポール、中国、オーストラリア、米国などの研究者が行った研究が新しい手掛かりを与えた」と報じた。写真はコウモリ。
中国メディアの澎湃新聞は9日、「新型コロナウイルスの起源と中間動物宿主の役割が完全に確認されない中、タイ、シンガポール、中国、オーストラリア、米国などの研究者が行った最新研究が新しい手掛かりを与えた」と報じた。
記事が指摘したのは科学誌ネイチャーコミュニケーションズがこのほど発表した研究で、研究チームはタイ東部の野生動物保護区にいるコウモリの体内から新型コロナウイルスに関連するコロナウイルスを発見した。また、同地域のコウモリとタイ南部のセンザンコウの体内から新型コロナウイルスを中和する抗体が見つかったという。
記事は、「今回の研究結果は新型コロナに関連するコロナウイルスを持っていることが知られているコウモリやセンザンコウの地理的範囲を拡大させた」とし、研究チームが「サンプルの大きさやサンプリングの区域には限りがある」と指摘していることに言及した上で、「研究チームはアジアの多くの国・地域のコウモリの体内に新型コロナに関連するコロナウイルスが大量に存在すると予想している」と伝えた。(翻訳・編集/野谷)
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