Record China 2021年2月16日(火) 9時20分
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12日、韓国・マネートゥデイは「韓国造船業にルネサンスが到来」と題し、「新型コロナの影響により低迷していた世界景気が回復に転じ、造船業界も回復し始めた」と伝えた。資料写真。
2021年2月12日、韓国・マネートゥデイは「韓国造船業にルネサンスが到来」と題し、「新型コロナウイルス感染拡大の影響により低迷していた世界景気が最近回復に転じ、造船業界も回復し始めた」と伝えた。
記事によると、韓国は先月、全世界の船舶発注量180万CGT(標準貨物船換算トン数)の半数を超える約93万CGTを受注し、受注量・受注高共に世界1位となった。前年同期比(約7万CGT)の約13倍に当たる。
記事は「船舶の発注量が増大した背景には、世界経済の回復により物流量が増えるという期待がある」と説明している。さらに「これまでは国際原油価格の下落と景気の鈍化により新たな船舶が供給されにくい環境だったが、船舶の老朽化が進んだことや環境にやさしいエコ船舶市場が拡大していることも一役買っている」と指摘している。
また、液化天然ガス(LNG)船やコンテナ船などの付加価値の高い船種で受注が集中していることから、収益性も改善されるものとみられているという。
記事は「韓国の造船業況は特に有望だ」と指摘し「韓国の造船会社はガス燃料推進船舶の建造技術に優れており、発注物量が集中している。一方でライバルである中国の造船会社は、品質の問題点を克服できず自国内での物量消化にも苦しんでいる」とも説明している。
韓国政府関係者は「韓国造船業界が世界1位を守れるよう、スマート船舶とエコ船舶市場に先制的に対応する」とした上で、「技術開発の支援を継続し、生産性向上のためのスマート韓国型ヤードの開発も支援する予定」と話しているという。
これを受け、韓国のネット上では「やった!」「うれしい景気回復の知らせだ」「20年周期で黄金サイクルがめぐってくる。ちょうど20年前の船舶が老朽化で交換の時期。今後2~3年がもうけ時だろう」「こんな時こそ船舶主要技術の設計能力を上げる努力をするべき」「日本が何とかして韓国に追いつこうとあがいている。追いつかれないよう技術向上に向け努力しよう」などの声が上がっている。
その他「すごいと報道しておいて、3年後には会社更生法の適用や廃墟と化した造船所などのニュースが流れるのだろう」「(数年前まで)不景気でリストラしたと思ったら、今度は受注が大ヒット?」「付加価値の低いガス運搬船、コンテナ船、原油タンカーより、お金になる洋上プラントの方がいい」「近々、文大統領がおこぼれにあずかりに造船所を訪れそう」「民間企業は生き残りをかけて頑張っているのに、政府や国会は足かせをはめようとしている」などのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/松村)
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