Record China 2021年2月15日(月) 15時20分
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12日、韓国・イーデイリーは、アップルと現代自動車の「アップルカー」の製造交渉が決裂した理由について伝えた。 資料写真。
2021年2月12日、韓国・イーデイリーは、米アップルと現代自動車の「アップルカー」の製造交渉が決裂した理由について伝えた。
記事によると、韓国の現代自動車と起亜自動車は8日午前、それぞれ「アップルと自律走行車両の開発に対する交渉を進めていない」と明らかにした。交渉中断の理由としては「アップル特有の『秘密維持原則』」が指摘されているという。アップルは「供給者や潜在的パートナーらに対して交渉関連の秘密維持を強要する企業」として知られており、製品やサービスの詳細内容の流出はもとより、協力契約の存在を認めるだけでも巨額の違約金の支払いを求めたり契約を破棄したりしてきたという。
記事は「現代自動車側からすると、アップルとの協力関係を構築すれば従来の内燃機関車会社のイメージから脱し、未来車会社として注目を浴びることができるため、アップルとの契約も激しい神経戦が繰り広げられたものとみられる。アップルと交渉中だというニュースにより、現代自動車や起亜自動車だけでなくマツダ、スバル、日産、ホンダ、トヨタ自動車などの株価が急騰したのもこうした理由からだ」と伝えている。
一方で「契約条件をめぐり双方が合意に至らなかった」との見方も少なくないという。アイフォンはスマートフォン時代を切り開いたパイオニアであり、すでに市場で製品の性能を認められているが、アップルカーはまだ実体がない。これまでは「強気な交渉」が可能だったアップルが今回は思うように交渉が進められず、中断したという分析も出ている。さらに「韓国公正取引委員会が最近、アップルコリアによる韓国通信会社への『パワハラ契約』に対し同意議決(自主的是正案)を承認したことも少なからず影響を及ぼしている」との見方も出ているという。
記事は最後に「両社間の利害関係がどのように変化するかによって、今後アップルと現代自動車の交渉が変わってくる見通しだ」と伝えている。
これを受け、韓国のネット上では「アイフォンに固執する人が多すぎ。それよりもサムスンの株を買ったら?」「それよりもサムスンやLG、SK(などの韓国企業と)協力した方が得」「あえてアップルと協力する必要はないと思う」「時間面と技術面を考慮したら現代自動車が有利。どちらにせよ、国益に有利な方向になりますように」など冷静な意見が多く、アップルに対して「あまりにも商業的で自己中なアップルの不買運動をしよう!」「アップルは韓国で稼ぐだけ稼いで企業としての責任は取らない」「かつてアップルは革新的だったけど、今はただの『りんご』にすぎない」など厳しい批判が寄せられている。
その他「現代自動車もかなりのパワハラ企業だけど、単にアップルとの力勝負で負けたのだろう」と分析するユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)
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