中国にとって最大の試練は米国ではない―米華字メディア

Record China    2021年2月18日(木) 9時40分

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米国の中国語ニュースサイトの多維新聞は13日、「中国にとって最大の試練は米国ではない」とする記事を掲載した。写真は春節の南京市内。

米国バイデン大統領は、外交政策についての演説で、中国を「最も重大な競争相手」と呼んで対抗姿勢を強調した。

これに関連し、米国の中国語ニュースサイトの多維新聞は13日、「中国にとって最大の試練は米国ではない」とする記事を掲載した。

記事は、中国政府にとって最大の試練は米国という「外患」ではなく「内憂」だと指摘。トウ小平氏が「発展こそ硬い道理」と述べ、習近平(シー・ジンピン)国家主席も再三、「最も重要なのは自分たちのことをしっかりとやり遂げること」と述べているように、「内部を固めること」こそが中国政府の重点であり、それは「中華民族の偉大な復興の実現だ」とした。

また、グローバル化時代における中国の試練とは、米国という一つの具体的な国ではなく、中国が大国としていかに世界に受け入れられるかだと指摘。中国政府が「大国には大国としての姿があるべき」と強調しているように、中国がいかにして「強くなっても覇を唱えない」という姿勢でやり遂げられるか、各国に心から中国の台頭を受け入れさせることができるかどうかこそが最大の試練だとし、「世界で最も影響力のある米国の中国に対する(最も重大な競争相手という)認識は風向計として機能するだろう。だがそれは中国が枕を高くして眠れることを意味するものではない。中国の視野はもっとグローバルなものであるべきだ」と論じている。(翻訳・編集/柳川)

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