豪華日本人キャストに中国で称賛の嵐! 春節映画「僕はチャイナタウンの名探偵3」

anomado    2021年2月16日(火) 10時50分

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中国で2月12日に公開された映画「唐人街探案3」(僕はチャイナタウンの名探偵3)が、公開初日の興行収入で世界記録を達成した。映画には日本からも人気俳優が多数出演しており、話題を呼んでいる。

今年2月12日の春節の日に劇場公開された中国映画「唐人街探案3」(僕はチャイナタウンの名探偵3)が、異例の大ヒットを見せている。前売り券の売り上げは9億6800万元(約158億円)で中国映画史上最高を記録。公開初日の興行収入は10億5000万元(約171億円)で世界記録を更新し、公開後4日間で早くも29億元(約472億円)を突破した。

人気シリーズの第3作となる今回は日本が舞台となっており、日本からも三浦友和を筆頭に実力派俳優が多数出演している。

ヤクザの親分役の三浦友和は、1970年代に出演したドラマ「赤いシリーズ」で中国でも一世を風靡。かつてのイケメンぶりは健在だと話題を呼んでいる。ある視聴者は「かつて、三浦さんと百恵さんの恋愛ドラマを見ていました。40年が過ぎたいま、体中に刺青が入ったヤクザの親分として登場。びっくりしましたがその存在感は半端ないです。中国人役者に申し訳ないですが、その差は大きい」とネット上でコメント。なお、監督のチェン・スーチェン陳思誠)が、直筆の手紙を書いて三浦に出演を依頼したというエピソードも明かされている。

弁護士役の鈴木保奈美は、1991年のドラマ「東京ラブストーリー」に出演して一躍人気者に。青春時代にドラマを見た40代、50代の中国人ファンからは「声を聞いた途端に赤名リカを思い出した!」、「赤名リカのファッション真似したことあるなあ」、「我々世代の恋のあり方を見せてくれた!」、「昔と変わらない美貌!」など、当時を懐かしむコメントが殺到した。鈴木は2019年に中国版ツイッターウェイボー(微博)を始め、現在も日本語と中国語の両方で頻繁に投稿している。2月13日には新年の挨拶とともに、映画撮影時の三浦友和とのツーショットを公開。これに対し「あなたのために映画館に行きました」など、ファンから熱いコメントが寄せられた。

刑事役の浅野忠信は、2016年の映画「羅曼蒂克消亡史」(原題)でチャン・ツィイー(章子怡)やグォ・ヨウ(葛優)と共演し、中国でも広く知られる実力派俳優。今回の映画でも「浅野忠信は日本のレオン・カーフェイ(梁家輝)だね」、「さすがベテラン。演技がすばらしい」などと、その演技を絶賛する声が寄せられた。

東南アジア系マフィアの秘書役で出演した長澤まさみは、その美貌が注目され、公開初日に「長澤まさみ、キレイ」がネット検索ランキングの上位に入る人気ぶりを見せた。映画の中でも中国の女優とはひと味違うオーラを放ち、チェン監督からその演技を高く評価された。

前作「僕はチャイナタウンの名探偵2」にも出演した妻夫木聡は、3か国語を操り「東京の王」を自称する金持ちの探偵役。シリーズ最終話である今作では、前作で明かされなかった「謎」に迫っていく。妻夫木聡は、主役の中国人ワン・バオチャン(王宝強)より4歳上だが、「妻夫木さんの方が断然若く見えるし、カッコいい」など、若い女性ファンからの熱いコメントが多く寄せられた。

このほか、殺人犯役に挑戦した染谷将太、「和服美人」として登場した橋本マナミ、「眼だけ」出演した奥田瑛二も、登場シーンこそ少ないが、圧巻の演技や存在感で観客に強烈な印象を与えた。

新型コロナウイルスの影響で1年遅れてようやく上映された「唐人街探案3」。春節にふさわしい豪華キャストの演技に支えられ、興行収入の記録がどこまで伸びるのか注目したい。(提供/華流・anomado

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