Record China 2021年2月16日(火) 11時20分
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15日、韓国・マネートゥデイは福島県沖で13日に発生したマグニチュード7.3の地震について「住民らの行動は10年前と異なっていた」と報じた。資料写真。
2021年2月15日、韓国・マネートゥデイは福島県沖で13日に発生したマグニチュード7.3の地震について「住民らの行動は10年前と異なっていた」と報じた。
今回の地震による負傷者は東北と関東で約150人確認されているが、現時点で死者の報告はない。記事は日本メディアの報道を基に、震度6強の激しい揺れが観測された福島県と宮城県の住民の声を伝えている。福島県で1人暮らしをしている60代の女性は10年前の東日本大震災以降、車に防寒用品などを積みいつでも避難できるように準備していた。女性は「(東日本大震災)当時は初めての地震に焦って周囲の人を守ることもできず高台に逃げた。今回は周囲の人と共に高台に避難した」と話したという。10年前に津波で兄を失ったという別の住民は、1階が浸水した場合に備えて数日間分の食料を常に2階に用意していた。10年前に子どもと両親を亡くしたという男性も、今回は一番に家族の安否を確認して一緒に避難したという。
気象庁は今回の地震について「2011年の東日本大震災の余震と推測され、今後10年間は同様の余震が起こる可能性がある」と発表した。今回の地震による津波の可能性については否定したが、住民らは「10年前も今回のような地震が先に発生しているので、今後さらに大きな地震や津波が来るかもしれない」として警戒を続けている、と記事は伝えている。
これを受け、韓国のネット上では「震度6強で死亡者がいないとは、さすが日本」「10年で日本の技術力も発達したのかもしれない」と感心する声が上がっている。
また「人命被害がなくてよかった」「住民らは不安なことだろう。どうか津波が起こりませんように」と心配する声や、「日本政府は憎いけどこういう部分はしっかり学ぼう。韓国の耐震設計は?政府や建設業界はただちにチェックすべき」「韓国の港にある都市を地震が襲ったら?日本は嫌いだけど自然災害に対する住民や政府の態度は学ぶべきだ」と韓国の地震の備えに警鐘を鳴らすユーザーも多く見られた。(翻訳・編集/松村)
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