豪メディア「WHO調査員3人は中国とつながりあり」、名指しされた1人は「陰謀論」と一蹴―仏メディア

Record China    2021年2月17日(水) 13時20分

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16日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国で新型コロナ発生源調査をしているWHO専門家のうち、3人が中国当局と関係があるとする豪州メディアの報道を伝えた。写真はWHO調査員の記者会見。

2021年2月16日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、中国で新型コロナ発生源調査をしている世界保健機関(WHO)専門家メンバーのうち、3人が中国当局とつながりがあるとするオーストラリアメディアの報道を伝えた。

記事は、オーストラリアのテレビ局が14日、WHOの新型コロナウイルス発生源研究専門家チームのメンバーのうち、少なくとも3人が中国政府系機関と「はっきり説明できない関係」を持っており、WHOによるウイルス起源に関する報告の公正性が疑われると報じたことを紹介した。

そして、チームのメンバーで食品安全と動物疾病の専門家であるピーター・ベン・エンバレク氏が2017年に中国食品科学技術学会などによる「科学精神賞」を受賞していたこと、病原体の専門家であるピーター・ダザック氏がかつて中国科学院武漢ウイルス研究所の研究員とコウモリの研究で長期的な協力関係にあったこと、ウイルス学者のマリオン・クープマンズ氏は以前、広東省疾病コントロールセンターの科学顧問を務め、現在も同センターの公式サイトにプロフィールが掲載されていることを伝えた。

一方で、この報道が出た後、クープマンズ氏はTwitter上で書き込みを行い、同センターで顧問を務めていたことを理由に「中国政府のために働いていた人物」とするのは「新たな陰謀論だ」と主張するとともに、自身が中国以外にも欧州連合(EU)や米国の政府機関で働いた経験を持っていることを皮肉交じりに明かしている。(翻訳・編集/川尻

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