香港の俳優アンディ・ラウ（劉徳華）がインタビューで、中国の歌手で俳優ルハン（鹿［日含］）の撮影中の態度を称賛。役者として望ましい姿だったことを語っている。

公開中の主演映画「人潮洶湧」のPRのためインタビューに答えたアンディ・ラウは、共演した中で印象に残る俳優として、2016年公開の米中合作映画「グレートウォール」（長城）で共演したルハンの名前を挙げた。

同作でアンディ・ラウは禁軍の軍師を、ルハンは兵士役を演じたが、アンディ・ラウらの出演シーンの撮影中にルハンはその後ろにおり、5日間にわたる同シーンの撮影でずっと立ち続けていたという。

韓国の人気グループEXOを脱退して中国でソロ活動に入り、当時すでにトップアイドルだったルハンは、特に必要のないシーンなら代役を立てたり、撮影から一時的に抜けることも可能だった。しかし、進んで参加したルハンの姿にアンディ・ラウは感銘を受けたという。「役者はあらゆる角度から物を見る目を養うべきであり、違う立場に身を置いて考えてみることが必要だ」とも語っている。

近年は脱アイドルを図り、俳優としての成長も見せるルハンは、昨年の主演ドラマ「穿越火線」での演技が好評だった。ドラマや映画の情報サイト最大手・豆瓣（douban）のユーザーレビューでも作品への称賛の声が多く、10点満点のうち8.1点と高い評価を受けている。（提供/華流・anomado）