タイガー・ウッズの命を救ったのは韓国現代自動車の安全装置?=韓国ネット「欠陥が原因かも…」

Record China    2021年2月24日(水) 22時20分

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23日の交通事故から生還したタイガー・ウッズが事故当時に運転していた車は現代自動車のジェネシスGV80だったことが明らかになり、海外メディアがその安全性に注目しているという。写真はタイガー・ウッズ。

23日に交通事故を起こし負傷した米男子ゴルフのタイガー・ウッズの運転していた車が現代自動車の「ジェネシスGV80」だったことが明らかになり、その安全性に注目が集まっている。24日、韓国メディア・ニュース1が伝えた。

現地時間23日午前7時12分ごろ、ウッズの運転するスポーツ用多目的車(SUV)が米ロサンゼルス近郊で横転し、大破した。車は中央分離帯を越えて何度も回転し、30ヤード(約27.4メートル)離れた草むらに落下して停止した。幸いウッズの命に別条はないという。

記事は、「海外メディアはその車が現代自動車のジェネシスGV80であることに注目している」と報じている。ウッズは自身の主催するツアートーナメント「2020-21ザ・ジェネシスインビテーショナル」に参加中で、ロサンゼルスに滞在する間、現代自動車から当該車両が提供されていた。

「ジェネシスGV80」には多くの安全装置が搭載されているという。例えば衝突時の衝撃量に応じてエアバッグの展開速度を制御するアドバンスドエアバッグシステムや、側面衝突事故における乗員間の二次衝突を防止する、運転席・助手席間のセンターサイドエアバッグが代表的とされる。

また、従来のアクティブセーフティー機能に加え、強化された前方衝突回避支援システムの装備により、センサーが走行中に他の車両や歩行者と接触する危険を察知した際には自動的にブレーキを作動させるなどの措置が取られる。

さらにドライバーの疲労や前方不注視をカメラが検知するとポップアップメッセージや警告音で注意を喚起するドライバー不注意警告(DAW)や、人工知能を介してドライバーの走行パターンを分析し、減速や車線変更をサポートする次世代型の高速道路運転支援システム(HDA II)なども搭載されており、記事は「何度も回転するような事故にもかかわらずウッズの命に別条がないのは、これらの先端技術が作用したためとみられる」としている。

この報道に対し、韓国のネットユーザーからは「金を一切使わずうまく宣伝できた」「金があるならジェネシスを買いたいけど…」などのコメントが寄せられている。

一方で「海外に輸出する車両は(国内用と違って)すごく丈夫なんだな」「さすが現代自動車、メディアへの対応がすごく早い。車の大破を報じる記事が出たと思ったら、すぐにドライバーの過失をアピール」と皮肉交じりの声や、「GV80の欠陥によって事故が起きた可能性もある」「大けがをしているのだから、まずは事故原因から明らかにしないと」など、さらなる調査を望む声も寄せられた。(翻訳・編集/丸山

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