人民網日本語版 2021年2月26日(金) 7時0分
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中国科学院国家天文台が24日に明らかにしたところによると、同天文台の研究者は「中国天眼」の大量のデータの中から、新たな高分散高速電波バーストを3回検出した。
中国科学院国家天文台が24日に明らかにしたところによると、同天文台の研究者は「中国天眼(FAST)」の大量のデータの中から、新たな高分散高速電波バーストを3回検出した。昨年発表されたFAST初の新たな高速電波バーストを結びつけると、これらの発見はFASTが高感度により毎日12万回にも達する高速電波バーストを観測できる可能性を示している。これは高速電波バーストのサンプルの赤方偏移・明度カバーエリアを効果的に拡大し、宇宙物質の構成を明らかにするとともに、高速電波バースト固有の光度関数を拘束することになる。科技日報が伝えた。
高速電波バーストは約千分の一秒続く神秘的な宇宙の電波信号だ。高速電波バーストの宇宙学的起源が確認されてからまだ5年も経過しておらず、天体物理の研究を推進する大きなポテンシャルを秘めている。これは現在の天文学分野の主な注目の先端分野となっている。豪州のシャノン博士らはパークス望遠鏡と豪SKAの高速電波バーストのサンプルの比較対照と分析を行い、高速電波バーストの流量・スループットと分散の間に一定の関係があると結論付けた。
中国科学院国家天文台研究員で、「中国天眼」首席科学者の李◆氏(◆はくさかんむりに的)は「FASTが検出したこれらの高速電波バーストには流量・スループットが低く、分散値が高いという特徴がある。現在のサンプルはまだ小さいが、モデル研究によるとFASTが検出した高速電波バーストは宇宙早期まで広げることができる。FASTが検出したサンプルの宇宙における分布は、高速電波バーストの本質的な特徴と関連している。これは高速電波バーストの起源の研究を掘り下げる手段を提供し、この現象の神秘のヴェールを剥がす一助となる」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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