Record China 2021年3月1日(月) 15時20分
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26日、韓国・マネートゥデイは「今年の1人当たりの国民総所得(GNI)において台湾が韓国を超える可能性がある」と伝えた。写真は台北101。
2021年2月26日、韓国・マネートゥデイは「今年の1人当たりの国民総所得(GNI)において台湾が韓国を超える可能性がある」と伝えた。
記事によると、台湾の予算担当省庁である主計総処はこのほど、今年の1人当たりGNIが2000ドル以上増えて3万1685ドル(約337万円)に達する見通しだと発表した。記事は「成長の代名詞と呼ばれた『アジアの4頭の龍(韓国、台湾、香港、シンガポール)』のうち最後に3万ドルの大台を超えることになる」と伝えている。
昨年、台湾経済は3.1%の成長率を記録し、30年ぶりに中国(2.3%)を抜いた。台湾主計総処は、今年も台湾経済が輸出好調など需要増加により4.6%成長すると見通し、約8%の成長が予想される中国を追い越すことはできなくとも、中国の経済成長による中間財の輸出増加で恩恵を受ける可能性があると分析したという。
一方、昨年の韓国はマイナス1%と、過去22年で最も低い成長率を記録した。今年は3%の成長が見込まれている。韓国は2003年に初めて台湾を上回って以降、リードを続けてきたというが、19年は3万2114ドル、昨年は3万1000ドルと、1人当たりGNIは減少している。一方、昨年の台湾の1人当たりGNIは2万9230ドルを記録し、前述の通り今年は3万1685ドルまで増える見通しだという。
今年、台湾の経済成長率が4%台を記録し、台湾ドルの為替相場が現在の水準を維持すれば、台湾の1人当たりGNIは18年ぶりに初めて韓国を追い越す可能性が高いと記事は指摘している。特に最近、台湾ドルは1ドル28台湾ドルを割り込むなど切り上げの傾向を見せており、これが続けば台湾のGNIはさらに大幅に増加するとみられているという。
記事は「台湾の経済成長の核心動力は半導体」だとし、「自動車半導体が供給不足になり、5G通信の普及増加を受け、世界トップの半導体ファウンドリーであるTSMCやメディアテックなど台湾の半導体メーカーが恩恵を受けている」と説明している。
これを見た韓国のネット上では「コロナ初期に防疫が成功したし、経済も良好でうらやましい」「しかも、大企業が甘い蜜を吸っている韓国に対し、台湾は中小企業の生産性で国が成長してる」と羨望(せんぼう)の眼差しが向けられており、「文大統領のせいで韓国経済はめちゃくちゃ」「韓国は雇用創出もろくにできないくせに、企業の首根っこをつかむのは得意」など嘆き節も寄せられている。
一方で「台湾が最もうらやましがってる国は韓国だよ」「台湾は将来的に中国に吸収される可能性が高い国」「先進国の成長率と比べるべき。GNIが台湾に押されたら大変なことなの?」といった反論や、「学生時代にいつも比べられていたから、韓国は何でも比べたがる。GNIが3万ドルだから幸せなのか?4万ドルならもっと幸せなのか?」「台湾の大卒率はどのくらいか知ってる?。会社の重役でも韓国ほど稼げない。いつも負け組のように政府を非難するのはよくない。みんな長所短所があるもの」などと指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)
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