Record China 2021年3月1日(月) 7時20分
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韓国の男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」(写真)を「最低のウイルス」などと、新型コロナウイルスを絡めて評したことでドイツのラジオ番組司会者と局が謝罪に追い込まれた。
ドイツ国営メディアのドイチェベレによると、韓国の男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」を、「最低のウイルス」などと、新型コロナウイルスを絡めて評したドイツのラジオ番組司会者と局が謝罪に追い込まれた。
ラジオ司会者のマティアス・マトシークさんが、ドイツのラジオ局であるバイエルン3の番組で、BTSが英国バンドのコールドプレイの楽曲である「フィックス・ユー」をカバーしたことに不満を示し、「神への冒涜」、BTSについては「近日中にワクチン登場が望まれる最低のウイルス」などと評した。
マトシークさんはすぐに自分の発言が反発されるだろうことに気付き、「私を排外主義と言わないでくれ。私は韓国車を持っているが、私の最もクールな車だ」などと取りつくろったという。
しかしBTSのファンの怒りは爆発した。ファンはマトシークさんの発言こそ「神への冒涜」と主張。「人種差別主義の発言をした」といった情報が全世界に拡散した。
また、「バイエルン3は人種差別主義」とのハッシュタグを含むツイートは26日正午までに120本を超えた。新型コロナウイルス感染症の流行により、アジア系の人びとに対する差別視が強まりつつある状況にあって、韓国のグループを新型コロナウイルスと絡めて表現するのは不適切と指摘する書き込みも寄せられた。
バイエルン3とマトシークさんは番組中の発言について謝罪した。バイエルン3はさらに「同番組には、司会が明確に本音で、飾りだてせずに自分の見方を披露する特徴がある」と説明。一方で、マトシークさんが風刺と誇張の方法で自分の見方を示したことで炎上し、BTSのファンの感情を傷つけた」「マトシークは悪意をもって発言したのではなく、BTSによる『フィックス・ユー』カバーに対する不満を伝えようとしただけだった。個人の見解だった」などと釈明した。
バイエルン3の関連メディアであるバイエルン・テレビは同件に関連して「マトシークさんは日ごろ、難民を支援する活動を熱心に行っており、極右勢力の攻撃にもさらされている」と紹介し、排外思想とは完全に無縁と強調したという。(翻訳・編集/如月隼人)
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