Record China 2021年3月4日(木) 11時20分
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中国のポータルサイト大手・百度に「韓国が大々的にひけらかす国産戦闘機、基幹技術は米国の手中に、飛ぼうと思っても難しい」と題する評論記事が掲載された。著者は中国の軍事作家「科羅廖夫」氏。
中国のポータルサイト大手・百度(バイドゥ)に「韓国が大々的にひけらかす国産戦闘機、基幹技術は米国の手の中、飛ぼうと思っても難しい」と題する評論記事が掲載された。著者は中国の軍事作家「科羅廖夫」氏。
同氏はまず、「韓国は次世代戦闘機の開発において、異常なほどの粘り強さを見せており、多くの挫折を経験してはいるものの一歩一歩前進している」と指摘。そして、「苦労を重ねてきた韓国の次世代戦闘機開発プロジェクトがついに新たなマイルストーンを迎えた」とする一方、「それとは対照的に、日本のステルス機開発の野望は『心神』検証機の退場とともに崩壊した」と論じた。
そして、韓国航空宇宙産業(KAI)がこのほど、国産ステルス戦闘機KF-Xの試作機を公開したことについて、中国メディアの報道を基に「これまで機体の重要な部分を明らかにしてこなかったのとは異なり、異例なことにメディアにその細部までを公開した」と説明。海外の軍事サイトでは「韓国の次世代戦闘機の試作機の進展は当初の計画よりも数週間早まった」と称賛されていると伝えた。
また、「韓国は4月にKF-Xの試作機を公開展示し、一連のテストを経て初飛行を行う予定。すべてのテスト作業は2016年までに完了する見通しだ。順調にいけば、2032年までに韓国空軍はKF-Xを80機保有すると予想される」と説明した。
さらに、「韓国空軍の現在の主力機は、米国で生産されているKF-16戦闘機180機のほか、米国から直接購入したF-15K戦闘機62機がある。これらの戦闘機は先進的であるが、いずれも前世紀末の製品であり、すでに就役から20年以上が経過しており、将来的な空中戦における環境に適応することはできない」と論じた。
その上で、「韓国空軍はKF-16やF-15Kに代わるものとしてF-35戦闘機を準備しているものの、価格が高い上に故障が絶えないため、すべてを入れ替えるには不安がある。こうした問題に備えるために韓国は早くからKF-Xの開発に乗り出していた。01年に計画が打ち出されたものの、技術や資金の不足から一度はとん挫。それでもあきらめずに開発を続け、一度は開発に加わったインドネシアが資金問題で撤退するトラブルがありながらも、その後は韓国軍とKAIがプロジェクトを推進した」と伝えた。
一方で、「成功に近づいているように見えるこのプロジェクトだが、将来本当に飛び立つことができるかどうかは米国人の態度にかかっている」と指摘。「エンジンを含むKF-Xの多くの基幹(コア)技術は、米国のサポートなしでは実現不可能だ。15年には、米国が韓国へのエンジン技術やその他の基幹技術の提供を拒否したため、韓国は本格的な始動時期を16年に延期せざるを得ず。米国側が提示した条件を満たした後、ようやくプロジェクト始動にこぎつけた」とした。
また、「米国は弾倉を飛行状態で開閉するための重要技術を共有したくないため、韓国は弾倉の内蔵をあきらめ、半内蔵方式を採用することを余儀なくされた。試作機は完成したが、肝心な技術はすべて米国人の手に握られているということだ」と指摘。「KF-Xが飛べるかどうかを最終的に決めるのは、韓国ではなく米国だ」と論じた。(翻訳・編集/北田)
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