Record China 2021年3月5日(金) 9時20分
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2020年における韓国人1人当たりの国民総所得が、新型コロナウイルスによる景気低迷とウォン安などの影響で、3万1000ドル台まで低下した。写真はソウル。
2020年における韓国人1人当たりの国民総所得(GNI)が、新型コロナウイルスによる景気低迷とウォン安(ドル/ウォン為替レートの上昇)などの影響で、3万1000ドル(約330万円)台まで低下した。3月4日、韓国・聯合ニュースが報じた。
韓国銀行が4日に発表した「2020年10~12月期および年間の国民所得(暫定)」によると、2020年における1人当たりのGNIは3万1755ドル(約340万円)であり、前年の3万2115ドル(約343万円)より1.1%減少したという。
韓国のGNIは2017年に3万1734ドル(約340万円)となり、初めて「国民所得3万ドル時代」に突入。以降、2020年まで4年連続で3万ドルを上回っている。
しかし全体的な物価収縮とウォン高の影響で、2019年に大幅の減少(-4.3%)を記録したのに続き、2020年も新型コロナウイルスによる打撃とウォン高で1.1%減少し、2年連続で後退した。
また、民間最終消費支出はサービス(食事宿泊・運輸)と財貨(飲食料品など)の消費が共に萎縮して全体的に1.5%減少したが、今年10~12月における実質国内総生産(GDP)の成長率(前期比)は上昇しており、半導体や化学製品の分野を中心に輸出が5.4%増加したという。
2020年の名目GDPは1924兆5000億ウォン(約2兆9977億円)であり、前年より0.3%増加した。
この報道に対し韓国のネットユーザーからは、「文政権になってから所得はあまり変わらないのに国の借金は400兆ウォン(約38兆円)も増えた。公務員ばかり増やして何をやっているんだ」「全てが後退しているマイナス政権」「2019年から成長が止まっているのだから、コロナは言い訳だな」「所得は減ったのに物価は上がっているなんて…」「日本どころか、近いうちに台湾にも追い越されそうだ」「うちは2万ドル(約214万円)にも満たないのに、誰が3万ドル以上ももらってるんだ?」など、厳しい経済状況に対する不満の声が数多く寄せられた。(翻訳・編集/丸山)
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