Record China 2021年3月5日(金) 11時20分
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4日、中国メディアの海外網は、スペインの王女が特権を利用して海外に中国製新型コロナワクチンの接種に行ったことを示す機密文書がリークされ、波紋を呼んでいると報じた。写真はアブダビ。
2021年3月4日、中国メディアの海外網は、スペインの王女が特権を利用して海外に中国製新型コロナワクチンの接種に行ったことを示す機密文書がリークされ、波紋を呼んでいると報じた。
記事は、スペイン紙エル・ムンドの報道として、スペインのエレナ王女とクリスティーナ王女が今年2月に父親である前国王フアン・カルロス1世と会うためにアラブ首長国連邦に2週間滞在し、その間に中国製の新型コロナワクチンを接種したことが記載された機密文書がリークされたと紹介した。
そして、現在50代である両王女はいずれも新型コロナの感染ハイリスク群に属さず、優先接種の対象外であるため、国内ではワクチン接種を数カ月待たなければならない立場であったとした上で、特権を利用したワクチン接種だとしてスペイン国民から怒りや抗議の声が出ていると伝えた。
また、両王女の弟である現国王のフェリペ6世が「エレナとクリスティーナの行動に対する責任は負わない。2人は私の家族だが、厳密にいえば2人ともすでに『王室メンバー』ではない」とコメントするとともに、「機が熟すまで、王室のメンバーは誰も特殊な待遇を受けて前倒しでワクチン接種を受けることはない」との意向を示したことを紹介している。
なお、記事によれば、両王女が実際にワクチン接種を受けたか否かについて、王室は肯定も否定もしていないという。(翻訳・編集/川尻)
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