2014年4月28日、揚子晩報によると、オンラインショップでシャネルの偽物の香水を販売して逮捕された中国人夫婦に有罪判決が下った。夫婦は生活費を稼ぐ目的でオンラインショップを開設し、シャネルの香水の偽物を販売していた。

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シャネルの香水は正規店で購入した場合、最低でも1本800元（約1万2800円）はする。しかしこの夫妻は香水を1本約30元（約480円）で仕入れ、それを送料込みで約50元（約800円）で販売していた。店は繁盛しており、2013年初頭から2014年初頭までの売り上げは約27万元（約432万円）に上った。

この店で香水を購入した人が香水は偽物だと訴え、警察へ通報。警察はすぐに調査し、夫婦は自宅で逮捕された。同時に、1万元（約16万円）以上の価値があるとみられるシャネルの偽物の香水480本以上が見つかった。

取り調べの段階で、夫婦は香水が偽物であることを知らなかったとし、このブランド自体も知らず、よく売れるブランドとしか把握していなかったと主張した。さらに、買う側も50元という販売価格を見れば専門店で売っているのとは違う商品であったことは分かっていたはずだとし、違法行為だとは思っていなかったと弁明した。しかし、検察官は夫婦2人に対し、買う側が商品について偽物だと知っていたかどうかにかかわらず、夫婦の行為は商標法違反に当たり、シャネルの知的財産権を侵害する行為だと指摘。最終的に、夫婦は2人とも商標法違反の罪で公訴され、裁判所から懲役3年、執行猶予3年の刑が言い渡された。（翻訳・編集/藤）