中国が「白菜のような安値」でレアアース販売、買い取る日本企業は10倍の利益―中国メディア

Record China    2021年3月9日(火) 6時20分

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1日、新浪財経は、中国がレアアースを白菜のような安値で販売しているのを尻目に、これを買い取る日本企業が10倍の利益を上げているとする記事を掲載した。

2021年3月1日、新浪財経は、中国がレアアースを「白菜のような安値」で販売しているのを尻目に、これを買い取る日本企業が10倍の利益を上げているとする記事を掲載した。

記事は、中国工業情報化部の代表者が公にレアアースの販売価格が低い現象について説明を行い、悪性競争による価格の圧縮、環境保護問題、非効率的な乱採掘状況、高水準なレアアース製品不足といった問題を原因に挙げたと伝えた。

また、この代表者が忌憚なく「レアアースのハイエンド化問題について、日本に学ぶべき。多くの日本企業によるレアアースのハイエンド加工レベルは業界内でも目を見張るものがある」と述べたことを紹介している。

そして、「ハイエンドなレアアース製品の生産設備や特許を掌握している日本の企業が、中国からレアアース原料を安く購入して加工を行い、それを海外に輸出することで10倍以上の利潤を得ている」と指摘した。

さらに、日本は1980年代よりレアアースの特許戦略を始動しており、ネオジム磁石は中国が世界の80%の生産量を誇る一方で、日本が1983年にはネオジム磁石生産における重要な特許の申請を行っていたことを例として挙げた。

記事は「総じて、わが国のレアアース分野が持つ強みは多いものの、弱点も非常に明らかになっている。レアアースという切り札をどう切っていくかが、わが国が早急に解決しなければならない難題なのだ」と評している。(翻訳・編集/川尻

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