中国・新浪財経は9日、「米アパレルブランドのGAPが中国事業の売却を検討」との記事を掲載した。

事情を知る人物が明らかにしたところによると、GAPは中国での経営を調整するため、中国事業の売却を含む潜在的選択肢について検討しているという。

記事は、非公開の情報に言及するため匿名を希望する人物が「GAPはコンサルタントと各種選択肢について研究しており、買収への興味を評価するため潜在的な買い手と接触もしている」と話したことを紹介。「関連する協議はまだ初期段階で、会社はこの事業を残す決定をするかもしれない」とのコメントがあったことも伝えた。

記事はまた、「GAPは傘下の『OLD NAVY』を昨年、中国市場から撤退させた」と述べるとともに、「GAPが先週発表した第4四半期の業績は感染症の影響で売上高は予想を下回った」と指摘した。（翻訳・編集/野谷）