Record China 2021年3月11日(木) 20時40分
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ジェームズ・キャメロン監督の米映画「アバター」が今月12日から、中国で再び劇場公開されることになり、世界の映画興行収入の歴代1位に返り咲くことが確実となっている。
2009年に全米公開された「アバター」の興行収入は27億9044万ドル(約3026億円)で、2019年に米映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」に抜かれるまで、世界の映画興行収入の1位に君臨し続けていた。中国の映画館チェーン大手・万達電影(ワンダ・フィルム)が今月9日、「アバター」を再び中国で公開することを中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の公式アカウントで発表。続いて10日、2日後の12日からの上映が明らかになった。
「アバター」は過去に、2010年1月に中国で公開され、初のIMAX規格の3D映画となった。当時の熱狂ぶりはすさまじく、上映館にはいずれも長い行列ができ、チケットが違法販売業者を通じて高値で取り引きされる騒ぎもあった。短い上映期間で興収は13億元(約215億円)を突破しており、この年、中国の年間興行収入が初めて100億元(約1670億円)を超えたが、「アバター」の貢献は大きいものとなった。
なお、ネット上に登場した「アバター」公映許可証によると、上映期間は3月12日から4月26日まで。今回の上映はコロナ禍を経て、映画館に活気を取り戻すための措置とみられている。なお、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の世界興行収入は27億9780万ドル(約3034億円)で、アバターとわずか8億円の差であるため、米国を抜き世界1位の映画市場となった中国での公開によって、1位に返り咲くことは確実とされている。(Mathilda)
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