Record China 2021年3月15日(月) 20時20分
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台湾では、中国に輸入を拒否された台湾産のパイナップルについて、日本で販売拡大の動きが発生していることに注目が集まっている。
台湾メディアの聯合新聞網は13日、「台湾パイナップルが日本各地で開花した」などとする記事を掲載した。中国が輸入を停止した台湾産パイナップルが日本各地で売られるようになったことについて、台湾人のネットユーザーは「日本人には義理人情がある」と投稿しているという。記事は「最大の功労者は中国」と評した。
中国大陸は有害生物の存在を理由に、3月1日に台湾産パイナップルの輸入を停止した。記事は、日本では目下のところ、台湾産パイナップルが大手メディアの報道の焦点になっていると紹介。購入できる場所がすぐ分かるように、グーグル・マップを利用して台湾パイナップルが売られている場所を示す「台湾パイナップル地図」を作成した熱心な日本人もいることにも触れた。
台湾人も「台湾パイナップル地図」に反応して、以前には特定のスーパーでしか買えなかったが、「現在では青森や飛騨高山、名古屋でも買える」などと投稿した。
台湾人ネットユーザーからは、「日本の放送局が販売を助けようとして、パイナップルの話題を連続して取り上げていることも、日本での販売拡大に関係している」とした上で、「最大の功労者は中国」との見方が出ている。ネットユーザーは笑いつつ「彼らに感謝」などと投稿しているという。
ネットではさらに、「日本市場は充実している。そこで売れることは評価できる」「販売を助けてくれて、とても感謝している」「日本人には、本当に義理人情がある」などの投稿が寄せられている。
台湾の蔡英文総統は12日、フェースブックに日本語を交えて「いってきます!台湾の果物が日本に前進、東京五輪に登場!」と投稿した。東京五輪委員会が、台湾がパイナップル、マンゴー、ドラゴンフルーツについて定めた台湾適正農業規範(TGAP)を承認したことで、東京五輪の選手村で提供される食材としての資格を得たという。蔡総統は、台湾の果物が厳格な基準がある五輪用食材に認可されたことは、国際的に高いレベルと認められたこと示すなどと紹介した。
聯合新聞網など台湾メディアは、日本で台湾産パイナップルの販売が拡大している話題に、台湾産果物が東京五輪委員会に認められたことを追記して報じた。(翻訳・編集/如月隼人)
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