Record China 2021年3月16日(火) 10時20分
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15日、韓国・JTBCによると、韓国の格安航空会社・チェジュ航空が、事故を起こした航空機を修理せずに釜山からソウルまで飛行させていたことが分かった。写真は済州航空機。
2021年3月15日、韓国・JTBCによると、韓国の格安航空会社(LCC)・チェジュ航空が、事故を起こした航空機を修理せずに釜山(プサン)からソウルまで飛行させていたことが分かった。
記事によると、10日に釜山・金海(キムヘ)空港に着陸を試みたチェジュ航空機が、急激に片側に傾きそのまま滑走路とぶつかった。これにより左翼の一部15センチほどが損傷したという。しかし、同社はこの事実を認知しないまま、事故直後、同機に乗客158人を乗せ、ソウル・金浦(キムポ)空港へ向かわせたという。同社関係者は「事故直後、翼の損傷を確認できなかった。金浦空港に到着後、機体の点検時に損傷を発見した」と説明している。記事は「幸い人命被害はなかったが、一歩間違えれば大事故につながりかねなかった」と指摘している。
チェジュ航空機は8日にも、済州(チェジュ)空港でエアソウル機と接触事故を起こした。左翼の一部が損傷したが、これに気付かないまま済州~光州(クァンジュ)を往復していたという。
現行法上、機体が損傷したまま飛行すれば、深刻な被害は発生していないが、安全に影響を及ぼす「航空安全障害」に分類される。韓国の国土交通部は詳しい事故の経緯と、チェジュ航空の運航管理に問題がなかったかを調べているという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「翼が地面とぶつかったのに損傷がないか確認しなかったのか?160人近い乗客の命を何だと思ってるのか」「とんでもないことだよ。釜山に到着時に機体の点検もせず飛行したってことじゃないか」「ぶつけたら降りて確認するのは基本だ」「チェジュ航空は頭がまともじゃない。絶対にここの飛行機に乗ってはいけない」など怒りの声が殺到している。また「損傷に気付いてたけど飛ばしたんじゃない?」と疑うコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)
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