Record China 2021年3月17日(水) 23時50分
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北京青年報は、消費者の権利侵害を暴くという趣旨の特番の覆面調査記者である老K氏が、潜入先の企業でナンバー2にまで出世し、数倍の収入を得るようになったことを語る動画がSNS上で話題になっていると報じた。
3月15日の「世界消費者権利デー」に合わせて中国国営中央テレビ(CCTV)は毎年、覆面調査員が企業などに長期間の潜入取材を行い消費者の権利侵害を暴くという趣旨の特番「315晩会」を放送している。
これに関連し、北京青年報は17日、「315晩会」の覆面調査記者である老K氏が、潜入先の企業でナンバー2にまで出世し、数倍の収入を得るようになったことを語る動画がSNS上で話題になっていると報じた。
それによると、老K氏は、中古車取引サイトを運営する企業に営業マンとして潜入。だが営業マンでは本来の目的である調査のための核心的な証拠は手に入らない。
そこで、努力を重ねて営業成績を上げ、会社のナンバー2にまで出世。経営幹部として社内のあらゆる内部資料を調べられるようになり、証拠取りも順調に進んだ。
一方で、収入は記者としてのそれの数倍を稼ぐようになったことから、番組のチーフディレクターが「変心」を心配して毎日電話をかけてくるようになった。
老K氏は、「もっと良い潜入先が君を待ってるよ」というチーフディレクターの言葉がなかったら戻らなかったかもしれないなどと、冗談交じりに話しているという。(翻訳・編集/柳川)
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