2014年4月29日、北京青年報は記事「韓国セウォル号沈没、最後の動画を公開＝タイタニックにはならないだろうと不明生徒」を掲載した。

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韓国海洋警察は28日、セウォル号沈没事故の動画を公開した。約10分の動画には制服から軽装に着替えた船員たちが映し出されていた。乗客を助けようとする素振りすら見せず、真っ先に我先にと救助艇に乗り組んでいく姿が収められている。

対照的なのが27日に公開された船内の動画だ。死亡した高校生の携帯電話に残されていた2本の映像の1本目には「その場にとどまり動かないでください。指示を待ってください」という船内放送に、「はい」と返事をする高校生たちの姿が収められている。2本目には船体が傾く中、生徒たちがライフジャケットを着ている光景だ。人数分のライフジャケットが見当たらずお互いに譲り合っていたり、「タイタニックになることはないよね」と冗談を言った後映画の主題歌を歌ったり、「フェースブックで公開したら面白いぜ」などと軽口を言ったり、危機的な状況を認識できていなかった様子が映し出されている。（翻訳・編集/KT）