Record China 2021年3月30日(火) 21時20分
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サッカー中国代表の李鉄監督がこのほど、代表選手の体脂肪率を公表した。しかし、ネットユーザーからは相変わらず冷ややかな声が相次いでいる。
サッカー中国代表の李鉄(リー・ティエ)監督がこのほど、代表選手の体脂肪率を公表した。しかし、ネットユーザーからは相変わらず冷ややかな声が相次いでいる。
李監督によると、中国代表選手らの体脂肪率はいずれも8~9%前後で、中でも呉曦(ウー・シー。上海申花所属)は8.1%でトップだった。なお、昨年の同時期のデータによると、張琳芃(ジャン・リンファン・広州恒大所属)が8.1%、楊帆(ヤン・ファン。北京国安所属)と劉雲(リウ・ユン。武漢卓爾所属)が8.3~8.4%でトップクラスだったという。
李監督は「口だけではだめ。数カ月、1年、2年の積み重ねが必要であり、習慣にしなければならない。選手らは豚肉やその他の体脂肪率を上昇させるものを食べてはならず、より健康的にならなければならない。彼らは国を代表する選手であり、自らに対する要求をそこ(代表)に置いている。私はいつもこの方面で彼らを引っ張っていきたいと思っている」と話しているという。
中国のスポーツメディア・新浪体育によると、中国サッカー協会が基準としている体脂肪率は11%以下。イタリア・セリエAのユベントスに所属するクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)は、年間を通して7%前後を保っているという。
体脂肪率の数値だけを見れば中国代表選手は比較的優秀と言えるかもしれないが、自国代表に厳しい中国のネットユーザーからは「つまり、フィジカルの差はそれほどなく、基本的なテクニックに大きな差があるということだな」「問題は頭と両足の出来が悪いこと」「勝率も8~9%じゃないか?」「引退後はフィットネスジムのトレーナーにでもなれば?」「体脂肪率が低いことに意味なんてあるの?」「現代サッカーはもはやフィジカルだけの力比べではなく、技術や戦術、判断力、そして医療チームなど総合力の勝負。体脂肪率だけを語るのは本当に意味がない」など、相変わらずのコメントが寄せられている。
一方で、「体脂肪率の結果が悪ければたたき、良くても意味がないとたたくのか?」「体脂肪率をキープできるということは、少なくとも自律した生活を送っているということ」「体脂肪率をここまで低く抑えるのは結構大変。そこまで批判する必要もないだろう」などと、ある程度評価する声も散見された。
なお、日本代表はハリルホジッチ監督時代に「体脂肪率12%以下」が基準として掲げられたことがある。(翻訳・編集/北田)
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