2021年3月29日、韓国メディア・アジア経済は、新型コロナウイルスのワクチン接種について「日本は国民が希望するワクチンを選択できる」と報じた。

記事は読売新聞の報道を引用し「ワクチンを担当する小林史明内閣府大臣補佐官が民放の番組に出演した際、ワクチン接種対象者が自ら製品を選べるようにする考えを示した」「会場ごとに接種するワクチンを決める。公表された会場を対象者が選べば、打つワクチンを選ぶことができる」と伝えている。

日本では現在、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンが承認を受けており、英アストラゼネカ（AZ）、米モデルナ製ワクチンも承認申請している。記事は「複数のワクチンが承認を受けた場合、対象者が自ら打つワクチンを選べるようにするというもの」「小林補佐官は『個人の事情で打ちたくない方もいる。情報をきちんと公開し、選択できる環境をつくりたい』と強調した」とも伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「いいね、選べるなんてうらやましい」「韓国もワクチンを選べるようにすべきだ」「やっぱり日本は先進国だ」「なぜ韓国は選ばせてくれないの？。共産党なの？」「これがまともな自由民主主義国家の姿だ。与えられるものを打てというのは共産主義だ」「これが普通でしょ？。選択権を与えるのが当たり前だ。選ぶこともできず、拒否も許されないなんて、どこが民主主義なのか」など、うらやむ声が殺到している。

また「日本のように国民が選べるようにすればいい。国民のための国民による国民の政治とは何なのかよく考えて任期を全うしてもらいたい」「文在寅（ムン・ジェイン）大統領は『二度と日本には負けない』と言っていたが、現実は完敗」「反日と騒ぎ、日本製品や日本旅行をボイコットしたぐらいで日本に勝てると思っている人たち。本当に日本に勝ちたければ、根本から考えを変えなければいけない。ワクチンひとつ、日本にかなわないくせに、どうやって勝つつもりか」など政府への厳しい声も上がっている。（翻訳・編集/麻江）