韓国系夫婦が営む商店、鉄棒を持った男にめちゃくちゃにされる―米国

Record China    2021年4月6日(火) 0時20分

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中国メディアの観察者網は5日、米国で黒人の男がアジア系の商店をめちゃくちゃにし、人種差別的な言葉を叫んだと報じた。写真はアジア系差別への抗議活動。

中国メディアの観察者網は5日、米国で黒人の男がアジア系の商店をめちゃくちゃにし、人種差別的な言葉を叫んだと報じた。

記事は、米ABCの報道を引用。それによると、米ノースカロライナ州シャーロット市で3月30日、韓国系夫婦が経営するマーケットが、鉄パイプを持った黒人の男に襲撃された。監視カメラの映像には、男が店内に入った直後に棚を引き倒し、鉄の棒で冷蔵庫のガラス戸をたたき割るなどし、客らが店外へ逃げる様子が映っていた。

店主の息子のマーク・ソン(Mark Sung)さんによると、男は暴れながら「自分の国に帰れ!」と差別的な言葉を叫んでいた。また、男の仲間とみられる人物も現場に現れ、「ざまあ見ろ」などと侮辱的な言葉をかけたという。 警察はその後、24歳のザビエル・ラッシー・ウッディ・サイラス(Xavier Rashee Woody-Silas)容疑者を逮捕した。

マーク・ソンさんによると、同様の事件には年に少なくとも1回は遭遇するといい、そのたびに5000~9000ドル(55万~99万円)の被害があり、今回は「最悪ではない」とのこと。

店主の妻グレースさんも、「罵倒されることは毎日のようにあり、窃盗なども頻繁に起きている」としたほか、「新型コロナウイルスが発生してから、状況はさらに悪化した。入店の際にマスク着用を求めるだけで揉み合いになることもある」と話している。

記事によると、過去1年間、米国のアジア系住民に対する人種差別事件は爆発的に増加している。カリフォルニア州立大学が最近発表した報告書によると、米国でアジア系住民らを狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)の件数は、新型コロナウイルスの流行期間中に150%近く増加したという。(翻訳・編集/北田

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