Record China 2021年4月13日(火) 14時20分
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中国の専門家が新型コロナウイルスについて、「免疫の壁」を獲得するには10億人がワクチンを接種する必要があるとの見方を示した。
中国の専門家が新型コロナウイルスについて、「免疫の壁(集団免疫)」を獲得するには10億人がワクチンを接種する必要があるとの見方を示した。仏国際放送局RFIの中国語版サイトが伝えた。
中国当局のデータによると、11日現在、中国国内で報告された新型コロナワクチンの接種回数は累計で1億6447万1000回となった。一方、米疾病対策センター(CDC)によると、米国では10日現在、新型コロナワクチンを少なくとも1回接種した人の数は1億1714万人で、全人口の35.3%になる。
こうした現状を踏まえ、中国CDCの専門家・呉尊友(ウー・ズンヨウ)氏は「ワクチン接種率が10~40%程度では個体保護にしかならず、集団免疫の形成には70~80%が必要」としたほか、同じく中国CDCの専門家である王華慶(ワン・ホアチン)氏も「わが国が『免疫の壁』(集団免疫)を形成するためには、おそらく10億人以上のワクチン接種が必要になる。まだ道は長い」との見方を示した。
記事は、中国では新型コロナワクチンの接種意欲が欧米よりも低いとし、その理由として「中国国内の感染規模が大きくないこと」「一部の市民らがワクチンの安全性にまだ疑念を抱いていること」の二つを指摘。今年初めに浙江省で行われた調査で、「(中国政府が主導する緊急接種期間に)ワクチン接種を受ける」と回答した医療関係者の割合が42%にとどまったことを伝えた。(翻訳・編集/北田)
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