派出所で活躍する「警察ネコ」、ネズミ退治のほかトラブル解決にも一役―中国

人民網日本語版    2021年4月17日(土) 20時30分

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四川省成都市にある黄瓦街派出所のアイドルネコ「瓦宝(ワーバオ)」は白と茶、黒の毛並みの三毛猫だ。

警察犬というのは特に珍しくもないが、しかし警察ネコとなると聞いたことがあるという人はほとんどいないのではないだろうか?四川省成都市にある黄瓦街派出所のアイドルネコ「瓦宝(ワーバオ)」は白と茶、黒の毛並みの三毛猫。ワーバオが着ている黒いベストには片方に「人は噛まないニャー」、もう片方には「黄瓦の警察ネコ」とプリントされている。 成都商報が伝えた。

「この派出所は古い建物なので、ネズミがたくさんいた。それで、昨年6月に、小動物保護センターからネコの赤ちゃんを1匹引き取った。この派出所で大きくなったと言え、もう1歳になる」と話す警察官の戴成(ダイ・チョン)さんによると、ワーバオが派出所に来てから、ネズミを目にすることはなくなったという。

14日午前、黄瓦街派出所を取材すると、最初、ワーバオの姿を見つけることができなかった。警察官は、「たぶん現場に『出動』しているんだと思うよ」と笑顔で話した。

「出動」という言葉がしっくりくるほど、派出所の警察官たちにとって、ワーバオはすでにすっかり「メンバーの一員」になっている。戴さんは「数日前、ある女性が携帯電話を紛失して派出所に来て、監視カメラを確認していた。その時、彼女はとても落ち込んだ様子だったものの、ワーバオを見て、抱きかかえ、遊んでいるうちに、気分もだんだん良くなって、冷静さを取り戻していった」とし、ワーバオはネズミ退治だけでなく、「トラブル解決」にも一役買っていることを教えてくれた。

さらに、ワーバオは「取調室」に入って来て、警察官と一緒に、「取調べ業務を行う」こともあるという。「取調室には緊張した空気が流れることがある。でも、かわいい仕草を見せるワーバオがいると、その空気が一気に和む」という。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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