デサント、ミズノ、無印良品も…韓国で日本ブランドの不振続く=ネット「もう日本製品がなくても困らない」

Record China    2021年4月20日(火) 5時20分

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15日、韓国・ニュース1は、デサント、アシックス、ミズノ、無印良品の日本製消費財4ブランドが営業損失を計上し、「最悪の成績表を受け取った」と伝えた。資料写真。

2021年4月15日、韓国・ニュース1は、デサント、アシックス、ミズノ、無印良品の日本製消費財4ブランドが営業損失を計上し、「最悪の成績表を受け取った」と伝えた。

金融監督院の資料によると、デサントの韓国法人コリアは昨年32億ウォン(約3億円)の営業赤字を記録した。売り上げも前年比19%減少し、4986億ウォンにとどまった。同社製品はスキーウェア、ゴルフウェアなどが人気だったが、日本不買運動の影響に加え、スキー人口の減少などが響いたという。

アシックスのプレミアムライン、オニツカタイガーが人気を集めたアシックススポーツも赤字に転じた。2019年に前年までの赤字から黒字に転じたが、昨年は再び5億ウォンの営業損失を出した。売り上げは前年比22%減の999億ウォンとなった。ゴルフ用品、ウェアが人気だった韓国ミズノも、23億ウォン営業損失で赤字に転じた。売上高は前年比19%減の589億ウォンと集計されたという。

無印良品も2年連続の不振となっている。同社は昨年3月の定期株主総会で事業年度を1~12月から9~8月に変更したが、昨年1~8月の売り上げは627億ウォンで、前年の年間売上高(1378億ウォン)の半分ほどの水準となっている。営業損失は19年が71億ウォン水準だったのが、昨年1~8月には117億ウォンまで膨らんだ。この他にも記事は、仏化粧品会社ロレアルグループ傘下の「シュウウエムラ」が9月で韓国を撤退することにも触れ、「日本製品不買運動の直撃弾を受けた」との分析が出ていると伝えている。

また、記事は「日本不買運動に新型コロナウイルスという悪材料が重なり韓国市場に進出している日本企業は赤字転落が相次いでいるが、むしろ寄付金を増やすなど、韓国消費者の世論を意識している様子だ」とも伝えている。アシックススポーツは19年の120万ウォンから昨年は7600万ウォンに、無印良品は前年比69%の約2億6900万ウォンに寄付金を拡大。韓国ミズノも金額を前年比2100万ウォン増やしたという。ただ、売り上げが激減したデサントコリアは19年の12億2800万ウォンから7億6000万ウォンに減らしている。

業界関係者は「反日感情は以前よりは薄まり、日本製品を利用する消費者もいるが、不買運動が盛り上がったことで国産品の品質が認められるようになり、自然と国産品を購入する人が増えた」と話している。記事は「かつては品質、ブランド力から日本製品を好む人が多く、日本製品不買運動が起きても失敗に終わっていた。しかし、ここ2~3年は韓国企業のレベルが上がり、消費者も国産品志向になってきており、不買運動の様相が変わってきている」と伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「それでもまだ4986億ウォンも売り上げがあるのか。これだから『熱しやすく冷めやすい』とやゆされるんだ」「デサントは世界での売り上げの9割以上を韓国が占めているらしい。日本のデサントを韓国が養っているようなものだ。デサント製品は買わない」「今年もデサント製のユニフォームを着てるプロ野球球団があるよね。がっかりだよ」「もう日本製品がなくても困らないし、他社の製品で代替できる。どうせ買うなら日本製品以外を選ぶようになっているよね」「任天堂、プレステ、SK2、ラーメン、すしなども不買対象にすべき。対象を選んでいるようではいけない」「日本不買はもはや運動ではなく生活だ」「最後までノージャパンを!」などの声が寄せられている。

一方で、「コロナで野外活動が減ってるんだから、スポーツブランドの業績が悪くなるのは当たり前」「反日をあおるような記事はいい加減にしてほしい。日本と取り引きしている韓国企業は大変じゃないとでも思っているのか?」との意見も見られた。(翻訳・編集/麻江)

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