Record China 2021年4月27日(火) 16時20分
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26日、紅星新聞は、「ゆで卵を生卵に戻してひよこにふ化させる」という内容の論文が中国の学術誌に掲載されて物議を醸していると報じた。写真は論文の第一著者。
2021年4月26日、紅星新聞は、「ゆで卵を生卵に戻してひよこにふ化させる」という内容の論文が中国の学術誌に掲載されて物議を醸していると報じた。
記事によると、吉林省の学術誌「写真地理」の2021年3月号に「加熱した卵を生卵に戻してふ化させる実験報告」と題した論文が掲載された。実験の目的は「正常で新鮮な受精卵をゆでて加熱した後、特異な学生の念力やエネルギーの伝播によりゆで卵を生卵に戻し、ひよこにふ化させて成長させる」となっており、概要には「すでに40個余りの卵を生卵に戻した」と記載されていたという。
この論文の第一著者は河南省鄭州市にある職業研修学校の校長。26日に、第二著者である同省新鄭市郭店鎮の教師が「近所にある養鶏場で新鮮な卵を20個ほど選んで実験室に送った。そこから卵を選んで学生に念力を伝えさせた。その後、私の所に8個の卵が戻ってきて、8個中7個が生卵に戻っていて、1個はゆで卵だった。それから生卵をふ化させたが、ふ化に成功したものは1個だった」などと語った。
また、「あなたは実験中の『ゆで卵を生に戻す』過程に立ち会っていたのか」との質問に第二著者は「私はその部分は担当していない」とし、「具体的に、学生にどのような『生卵に戻す技術』操作をさせていたのか」との問いにも、「その過程には参加していない」としながらも「私はそこに参加していないが、この過程にうそはないと思っている」と述べたという。
記事によると、武漢大学、華中科技大学、武漢科技大学の生物学教授3人は、ぞれぞれ「既存の科学技術で、火の通った卵を生卵に戻すことは不可能。ましてやふ化させることなどできるはずがない」と実験の内容と結果を否定する見解を示しているという。(翻訳・編集/川尻)
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