Record China 2021年4月28日(水) 12時20分
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27日、韓国・デイリーアンは、韓国と北朝鮮の板門店宣言から3周年、南北いずれも公式記念行事は開催しない見通しであると伝えた。写真は板門店。
2021年4月27日、韓国・デイリーアンは、韓国と北朝鮮の板門店宣言から3周年、南北いずれも公式記念行事は開催しない見通しであると伝えた。
記事によると、韓国統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)報道官は26日の定例会見で、板門店宣言3周年と関連した政府公式行事が準備されていないことについて「民間レベルでさまざまな行事を行なえるようサポートし、政府が政策的努力をしていくことも意味のある記念方式だと判断している」と述べた。
同部の李仁栄(イ・インヨン)長官は、3周年となる27日、午前中に京義線(キョンウィソン)南北出入事務所前で開催される「南北首脳会談3周年記念行事」に、午後は江原道(カンウォンド)教育庁が主管する「平和列車体験場」の開場行事への参加したものとみられる。ただし、どちらも政府レベルの公式行事ではないという。
記事は「韓国政府は毎年、板門店宣言を記念して大規模な行事を開催してきただけに、南北関係に改善の兆しが見られないと判断できる」と分析。「北朝鮮が、文在寅(ムン・ジェイン)政権が提案した人道的支援を非難したり、金与正(キム・ヨジョン)氏が文大統領を米国産オウムに例えたりしたことから、記念行事の企画が難しかったと思われる」とした。
また、文政権に一方的に背を向ける北朝鮮は、板門店宣言3周年当日、平壌(ピョンヤン)で「青年同盟大会」を開催する予定だとも伝えている。「最近、反社会主義・非社会主義の清算を強調してきた北朝鮮は『青年思想闘争』に特に重点を置くムードが漂っている」とし、「南北交流の活性化により韓流が北朝鮮の青年に少なからず影響を及ぼしたことから、韓国と距離を置く意思を再確認するものとみられる」と評した。
統一研究院北朝鮮研究室のパク・ヨンジャ研究委員は、最近発行した報告書で「金正恩(キム・ジョンウン)政権が本当に恐れているのは、北朝鮮住民の大規模な飢餓や餓死ではなく、『金と自由の味』を知ってしまった北朝鮮住民と機関の離反」と指摘している。
これを受け、韓国のネット上では「あの会談はただのショー」「『平和会談』と書いて『主従契約』と読む」「どれだけの国力を無駄遣いしただろう。国民や世界をだました世にもまれな詐欺師」「国がめちゃくちゃなのに、北朝鮮のことばかり考えてる」「金正恩の言葉をただ一人信じている」「韓国ではなく他国(北朝鮮)の大統領だ」など辛辣(しんらつ)な批判が多く寄せられている。(翻訳・編集/松村)
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