購買力平価GDP、今年中にも中国が米国抜き世界一に=「総体的にはまだまだ途上国」―中国メディア

Record China    2014年5月6日(火) 8時38分

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4日、世界銀行の国際比較プログラム(ICP)がまとめた購買力平価ベースの各国GDPデータによると、今年にも中国が米国を追い抜く可能性がある。写真は上海東方明珠タワー。

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2014年5月4日、世界銀行の国際比較プログラム(ICP)がまとめた購買力平価ベースの各国GDPデータによると、今年にも中国が米国を追い抜く可能性がある。環球網が伝えた。

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英紙フィナンシャル・タイムズによると、中国が米国を追い抜くのは2019年ごろだと予想されていたが、今回の報告書は1870年代から続く米国の経済覇権が終わりを迎えつつあることを示している。

2000年以降、年平均均10%の経済成長でGDPが4倍になった中国は、「世界の工場」として、昨年米国を超えて世界一の貿易国となった。

しかし、一国の富を表す尺度として、GDPはその用途が限られている。中国が発展途上国であることは否定できない。1人当たりで見れば、米国は中国の数倍も豊かなのだ。単純な数字では衛生、教育、環境といった分野での差を表すことはできない。特に、環境汚染は中国の工業都市でとりわけ深刻だ。国連の人間開発指数では、中国は187カ国中101位、米国は第3位に位置する。

また、ランキングは経済だけではなく、軍事力も大きな要因となる。中国は軍事力に巨額の資金を投じているが、米国の国防予算は中国の3倍である。中国は世界最大の軍隊を持っているが、米国の装備と技術的蓄積はいまだ中国を大きく上回っている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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