人民網日本語版 2021年5月7日(金) 16時20分
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中国の60後(1960年代生まれ)のグループがすでに個人旅行の主力消費者層となっており、過去1年の間に、個人旅行の支出が5000元を超えた60後の割合は23.9%に達した。写真は兵馬俑。
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中国社会科学院財経戦略研究院、中国社会科学院旅游研究センター及び社会科学文献出版社が共同で発表した観光緑書「2020‐21年中国観光発展分析・予測」によると、中国の60後(1960年代生まれ)のグループがすでに個人旅行の主力消費者層となっており、過去1年の間に、個人旅行の支出が5000元(約8万5000円)を超えた60後の割合は23.9%に達した。中国新聞網が伝えた。
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調査ではメインと追加のアンケート調査の両方を実施し、旅行や旅行の時間、旅行関連の費用に焦点を合わせたメインのアンケート(A)は8686人を対象に実施され、6383人から有効回答を得た。一方、旅行の動機や旅行のハードルになるもの、旅行の際に注目する要素などに焦点を合わせた追加アンケート(B)は8413人を対象に実施され、5837人から有効回答を得た。
調査では、中国の60後が個人旅行の主力消費者層になっているのに対して、家族旅行の主力消費者層は80後(80年代生まれ)であることが分かった。
調査では、旅行の支出をめぐって、「0元」、「1000元以下」、「1001‐3000元」、「3001‐5000元」、「5001‐8000元」、「8001‐10000元」、「10001‐20000元」、「20001‐40000元」、「40000元以上」の8つの選択肢が設けられた。
調査では、世代によって旅行の支出に差が出る結果となった。まず、個人旅行の支出を見ると、60後が主力で、過去1年間、同グループの23.9%が「5000元以上」を選んだ。また同割合は、70後(70年代生まれ)は20.8%、80後(80年代生まれ)は23.8%、90後(90年代生まれ)は19.4%、00後(2000年以降生まれ)は7.9%だった。
報告は、「その他の年齢層と比べて、60後は経済的にも時間的にもゆとりのある年代で、個人旅行の主力消費者層となっている」と分析している。
一方、家族旅行の消費を見ると、80後が主力消費者層となっており、過去1年間、同グループの46%が「5000元以上」を選んだ。また、23.9%が「1万元(約17万円)以上」を選んでいた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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