2008年の四川大地震から13年、ジェイ・チョウの人気曲「稲香」の誕生秘話に再注目

Record China    2021年5月13日(木) 17時50分

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2008年に発生した四川大地震からちょうど13年となった12日、台湾の人気ミュージシャンのジェイ・チョウが過去に語った人気曲の秘話が、再び報じられて注目されている。

2008年に発生した四川大地震からちょうど13年となった12日、台湾の人気ミュージシャンのジェイ・チョウ(周杰倫)が過去に語った人気曲の秘話が、再び報じられて注目されている。

四川大地震は2008年5月12日の午後2時28分(現地時間)、四川省・汶川県で発生したマグニチュード8.0の大地震。死者は約7万人、行方不明者は約1万8000人で、30万人以上が負傷した。

多くの人々の運命を変えた大地震から13年目を迎えた12日、ジェイ・チョウが同年10月にリリースした楽曲「稲香」について中国メディアに語った内容が再び話題になっている。インタビューでは、「稲香」が生まれた背景には四川大地震があり、被災地で多くの人が救命活動にあたり、また強く生きようとする姿をテレビで見て深い感銘を受け、この曲を書き上げたことを語っている。

「稲香」は挫折を味わった人々への激励を綴った内容で、自分なりに自分らしく生きるよう語りかけ、稲の香りのする故郷はいつも自分の味方だと歌っている。「全てを大切にしよう、たとえ何も得られなくても」と締めくくられる優しさあふれた歌詞も印象的で、09年の台湾版グラミー賞・金曲奨では、年間最優秀楽曲賞を受賞した。

なお、ジェイ・チョウがこのインタビューで語ったところでは、「稲香」には四川大地震のほか、アクションスターのジェット・リー(李連杰)からの言葉も影響しているという。当時、心を病んで死を選ぶ若者が多い状況を危惧したジェット・リーから、「プラスのエネルギーになるような曲を作るべきだ」と言われたことも、楽曲を生み出すきっかけになったことを明かしている。(Mathilda

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