中国産キムチの検査を強化した韓国、15製品から食中毒菌見つかる=韓国ネットは不買呼び掛け

Record China    2021年5月19日(水) 6時20分

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18日、韓国・京郷新聞によると、韓国政府が中国産キムチに対する通関・流通検査を強化したところ、15の製品から食中毒菌が検出された。写真は韓国料理。

2021年5月18日、韓国・京郷新聞によると、韓国政府が中国産キムチに対する通関・流通検査を強化したところ、15の製品から食中毒菌が検出された。

韓国のインターネット上では今年3月ごろ、中国現地にあるキムチ工場で非衛生的な方法でキムチを漬ける様子の映像が拡散した。韓国では輸入キムチの99%を中国産が占めており、韓国産よりも廉価であることから多くの飲食店で使われている。そのため映像を見たユーザーからはキムチを提供する店を対象にした「不買運動」を呼び掛ける声も上がっていた。

記事によると、こうした事態を受け、韓国の食品医薬品安全処は3月12日から今月7日まで、より強化された通関・流通検査を実施した。その結果、289の中国産キムチ製品のうち15の製品からエルシニア・エンテロコリチカが検出されたという。エルシニア・エンテロコリチカは5度以下でも発育する食中毒菌で、下痢や腹痛、頭痛などを起こす。

食品医薬品安全処は「不適合品の輸入キムチが国内に搬入されないよう通関での遮断を徹底し、輸入キムチに対する常時検査システムを構築して安全なキムチを輸入・流通できるよう最善の努力をしていく」と話したという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「中国産キムチを使用している飲食店は利用してはならない」と不買運動を呼び掛ける声をはじめ、「政府は国民の健康を守るため輸入自体を禁止するべきだ」「中国産キムチは日本産水産物ぐらい危険」「デリバリーを頼む時も必ずキムチの原産地を確認するように!」など不安の声が続出している。(翻訳・編集/堂本

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