人民網日本語版 2021年5月20日(木) 6時50分
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今年のメーデー連休には、男性用化粧品の売り上げが大幅に増加した。資料写真。
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今年のメーデー連休には、男性用化粧品の売り上げが大幅に増加した。淘宝(タオバオ)の特価版データによると、5月1-3日には、県エリアの消費者が最もよく購入した商品の中で、男性用化粧品の売り上げが前年同期比1692.6%増となったという。人民日報海外版が伝えた。
これまではずっと女性消費者が化粧品の主力購買層だった。男性の外見への要求が高まると、男性消費者の化粧品購入の潜在力が徐々に発揮されるようになった。
調査会社の艾媒諮詢が発表した「2020年『ダブル11(11月11日のネット通販イベント)』中国男性用化粧品消費状況」のデータによると、輸入男性用化粧品のストックが同3000%増加した。スキンケア製品の伸びが目立ち、30%前後に達した。「00後(2000年代生まれ)」の男性のリキッドファンデーション売上増加率は女性の2倍で、アイラインの増加率も女性の4倍になったという。
製品の種類別にみると、阿里巴巴(アリババ)のデータでは、ファンデーション、リップクリーム、アイライン、アイブロウが男性消費者の買い物かごに新たに入るようになった人気アイテムだ。調査対象の「95後(1995年から1999年生まれ)」の男性のうち、「BBクリームを使用したことがある」人は18.8%、「リップクリームまたはリップスティックを使用したことがある」は18.6%、「パウダーまたはリキッドのアイラインを使用したことがある」は18.6%、「アイブロウ製品を使用したことがある」は8.8%だった。
化粧品だけではなく、一部の男性消費者は美容医療の分野にも足を踏み出している。艾媒諮詢がこのほど発表した「2020年中国新ホワイトカラー消費行動研究報告」によると、美容医療を受ける人の中で男性の割合がすでに30%に達したという。美容医療サイトの新●(気がまえに羊)のデータでは、男性が「美しくなる」ことに出費を惜しまないという傾向がさらに進み、平均客単価は女性の2.75倍だという。
美容医療機関のスタッフによると、ニキビ・ニキビ跡の治療が男性消費者の最もよく利用するサービスだという。眉毛のアートメイクも若い男性に人気がある。今年に入ってから、18万人を超える男性消費者が天猫(Tmall)で眉毛アートメイクサービスを購入し、このうち「85後(1985年から1889年生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)が半数を占め、「95後」と「00後」の増加率がその他の年代を上回った。
アリババによると、男性の「顔面偏差値」経済が急速に発展し、男性用メーク用品・スキンケア製品などのブランド市場がヒートアップし続けるとともに、細分化、専門化、高級化の傾向をみせている。これも経済の急速発展、生活の質向上の後の1種のトレンドだという。
関連データによると、中国の男性用化粧品市場は過去約4年間の年平均増加率が7.7%となり、昨年の市場規模は約167億元(約2839億円)に達し、今後は年平均増加率が6-8%で推移し、23年の市場規模は200億元(約3400億円)を突破する見込みだ。中国の男性「顔面偏差値」経済は今まさに猛烈な勢いで発展しており、男性のメークやスキンケアへの意識の高まりに伴って、男性用化粧品市場は今や新興のブルーオーシャンになりつつある。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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